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市島家が水原町(現阿賀野市)に設けた分家の三代目の治郎吉が、白山神社に奉納した絵馬です。画面寸法は縦1.54m、横3.24mと大型です。嘉永5(1852)年、新潟の画人井上文昌が描きました。市島家はこのころ廻船40隻を持ち、家運の絶頂期を迎えていたといわれます。絵馬には、同家が取り扱う「御城米」(幕府領の年貢米)を新潟湊から積み出し、江戸・大坂で積み下ろす光景が極彩色で描かれ、現在も白山神社拝殿に掛けられています。昭和44(1969)年3月に新潟県文化財指定されました。
都道府県
市町村
類型
種別
サイズ
構造等
画面寸法 縦154㎝、横324㎝
所在地
新潟県新潟市中央区一番堀通町1-1
白山神社
年代
指定
新潟県指定文化財(1969年)
参考資料
『新潟市の文化財』(新潟市歴史双書6、新潟市、2002年)、伊東祐之「越後廻米輸送における地元請負の展開」『新潟市歴史博物館研究紀要』(2、2006年)
関連情報
公開(拝殿内に設置) レプリカを新潟市歴史博物館みなとぴあ常設展で展示
他地域
との
つながり
【御城米の搬出先】
東京都、大阪府