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 構成文化財 海難慰霊碑

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説明

北前船の船乗りの海難者を慰霊した石碑です。

【南平沢】
愛媛県の保井弥七郎の所有する「於多福丸」が、明治15(1882)年に船川村根島で破船し、乗組員9人が行方不明となりました。南平沢の佐藤作之丞が願主となり供養碑を建立しました。

【船川】
備前、大阪、海士からの海難者を弔う慰霊碑です。江戸時代に建立されました。

関連サイト

都道府県

  • 秋田県

市町村

  • 男鹿市

類型

  • 風待ち・潮待ち港

種別

  • 構成文化財
  • その他

所在地

秋田県男鹿市船川港南平沢
秋田県男鹿市船川港船川鳥屋場86

年代

  • 1882年 建立
  • 江戸時代
  • 明治時代

明治15年建立(南平沢) 江戸時代建立(船川)

他地域
との
つながり

愛媛県(遭難者した船乗りの出身地)

 構成文化財 双六の船絵馬

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説明

双六地区の船絵馬は、明治10年代から明治20年代にかけて、双六の神明社に奉納されたものです。当時の北前船交易に使用された弁財船が正面や横から見た姿で描かれています。詳しいことは不明ですが、北海道への商い船や漁船の船主が奉納した可能性が高いと考えられます。男鹿市内では完全な形で残る船絵馬はこの5点しか確認されていません。当時の操船技術に加え、明治20年前後の男鹿と北海道との繋がりや、漁業の歴史、暮らしぶりを知る上で大変貴重な資料といえます。

関連サイト

都道府県

  • 秋田県

市町村

  • 男鹿市

類型

  • 風待ち・潮待ち港

種別

  • 構成文化財
  • 奉納物
  • 船絵馬

サイズ
構造等

5点

所在地

男鹿市船川港双六(双六町内会)

指定

男鹿市指定民俗文化財
(有形民俗文化財、2009年)

 構成文化財 船川節(秋田船方節)

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説明

島根県の「出雲節」を北前船の船乗りたちが伝え、のちに船乗り相手の芸者が唄ったお座敷歌「船川節」となり、昭和14(1939)年に森八千代が「秋田船方節」として整えた民謡です。

都道府県

  • 秋田県

市町村

  • 男鹿市

類型

  • 風待ち・潮待ち港

種別

  • 構成文化財
  • 民謡

所在地

秋田県男鹿市内

年代

  • 1939年 創設
  • 大正以後

昭和14年に「秋田船方節」が成立

他地域
との
つながり

島根県(船川節のもとになった民謡・出雲節)

 構成文化財 鈴木重孝自筆本 「絹篩」

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説明

北前船が寄港した海岸と江戸時代後期の村々を記した書物と図絵です(個人蔵)。 船越村住の村役人、鈴木平十郎重孝が嘉永5(1852)年に完稿した男鹿半島各村の村勢一覧というべきもので、江戸時代末期に編さんされた男鹿半島の地誌、古記録です。村ごとに人口、馬数、神社、仏閣に至るまで洩らさず記録されており、半島研究の貴重な資料となっています。

関連サイト

都道府県

  • 秋田県

市町村

  • 男鹿市

類型

  • 風待ち・潮待ち港

種別

  • 構成文化財
  • 文書
  • 絵図

サイズ
構造等

本文3冊 図巻2巻

所在地

男鹿市船越(個人所蔵)

年代

  • 1852年 製作
  • 江戸時代

指定

秋田県指定有形文化財(1954年)

 構成文化財

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説明

北前船で使用されたとされる四つ爪のイカリです。寒風山回転展望台内に展示されています。

関連サイト

都道府県

  • 秋田県

市町村

  • 男鹿市

類型

  • 風待ち・潮待ち港

種別

  • 構成文化財

所在地

男鹿市脇本富永寒風山62-1
寒風山回転展望台

関連情報

寒風山回転展望台内で展示中

能代市

米代川河口に位置する能代は流域からの金銀銅や木材、米などが運ばれ交易地として栄えました。特に注目を浴びたのが秋田杉で、文禄2(1593年)年、豊臣秀吉が朝鮮半島へ渡る大安宅船の建造のため、領主である秋田実季が船1艘分の秋田杉を送りました。伏見築城ではさらに大量の秋田杉が求められ、太閤板と呼ばれました。そして時代とともに生産量も増加し東洋一の「木都」と呼ばれるほどでした。

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概要

米代川河口に位置する能代は流域からの金銀銅や木材、米などが運ばれ交易地として栄えました。特に注目を浴びたのが秋田杉で、文禄2(1593年)年、豊臣秀吉が朝鮮半島へ渡る大安宅船の建造のため、領主である秋田実季が船1艘分の秋田杉を送りました。伏見築城ではさらに大量の秋田杉が求められ、太閤板と呼ばれました。そして時代とともに生産量も増加し東洋一の「木都」と呼ばれるほどでした。

都道府県

  • 秋田県

市町村

  • 能代市

類型

  • 寄港地

類型

  • 寄港地

年代

  • 年代不明

関連
文化財

 構成文化財 八幡神社御神燈

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説明

北前船主との交易で財をなした大坂の廻船問屋らが建立した御神燈です。

関連サイト

都道府県

  • 秋田県

市町村

  • 能代市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 灯籠
  • 狛犬
  • 石造物(灯籠、玉垣など)

サイズ
構造等

台座3段(石灯籠)

所在地

能代市柳町13-8

年代

  • 1796年 奉納

寛政8年奉納

他地域
との
つながり

大阪府(奉納者の出身地)

 構成文化財 日和山(日和山方角石)

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説明

文化年間(1804~1817)に設置された、船乗りたちが方位をみるために使われた石です。現存する方角石としては石川県輪島市のものに次いで2番目に古いものです。

都道府県

  • 秋田県

市町村

  • 能代市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 石造物(灯籠、玉垣など)

サイズ
構造等

1辺46.5㎝、高さ12㎝(石盤)

所在地

能代市字後谷地

指定

能代市指定有形民俗文化財
(1977年)

 構成文化財 光久寺(挽き臼の墓)

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説明

天保の大飢饉時に能代で米を振る舞い、その後そば屋を開業した瀬戸内海塩飽島の北前船の船乗り
、紙谷仁蔵の慰霊碑です。

関連サイト

都道府県

  • 秋田県

市町村

  • 能代市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財

サイズ
構造等

高さ65㎝、厚さ35㎝
(円形の石臼を形どった石碑)

所在地

秋田県能代市萩の岱1-23

年代

  • 1861年 建立
  • 江戸時代

万延2年建立

他地域
との
つながり

瀬戸内海(塩飽諸島)

 構成文化財 恵比寿神社船絵馬

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説明

北前船の船主らが奉納した船絵馬です。向能代恵比須・稲荷神社は明治23年頃焼失し再建されたといわれ、それ以前の船絵馬は残っていないものの、昭和51年の秋田県立博物館の調査では、県内で確認された30枚の船絵馬のうち13枚が能代 にあり、うち11枚は向能代恵比須・稲荷神社に保存されています。

関連サイト

都道府県

  • 秋田県

市町村

  • 能代市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 奉納物
  • 船絵馬

サイズ
構造等

11点

所在地

秋田県能代市向能代字上野152
向能代恵比寿神社・稲荷神社

参考資料

『秋田県の船絵馬について 秋田県立博物館研究報告』( No.2、1977年)、『郷土史の窓 能代湊・檜山周辺史話』(北羽新報社、2002年)