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 構成文化財 松前屏風

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説明

松前屏風は、松前出身の画家・龍円斉児玉貞良によって、宝暦年間(1751~63)の松前城下の秋を描いたものといわれています。この屏風は、小樽内場所の請負人であった、近江八幡の恵比寿屋岡田弥三右衛門が、松前での出店の繁盛を後世に伝えるために描かせたと考えられています。ここに描かれた風景は、約260年前の松前城下であるが、町割りは現在と比較してもほとんど変わっていません。

関連サイト

都道府県

  • 北海道

市町村

  • 松前町

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財

サイズ
構造等

高さ1.57m×幅3.65m(六曲)

所在地

北海道松前郡松前町字神明30番地
松前町郷土資料館

指定

北海道指定有形文化財(1977年)

参考資料

『日本最北の城下町 松前の文化財』
(松前町教育委員会、2011年)

関連情報

原本は通常非公開
複製は松前城資料館に展示

他地域
との
つながり

滋賀県近江八幡市
(岡田弥三右衛門の出身地)

 構成文化財 松本家土蔵及び松本家資料

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説明

松本家は、近江商人・柏屋藤野家の手船である長者丸の船頭を務め、代々、金蔵を名乗り、新組御徒士格(士分)でした。松本家土蔵は、交易のための商品保管のため、天保2(1831)年に初代松本金蔵によって建築されました。一階部分の壁の半ばまでは越前産の笏谷石作りで、これより上部は木造の堅牢な造りとなっています。

松本家資料には、航海日誌など北前船交易を示す文書資料や、船名額などがあります。長者丸は、平時は北前船として各地を航行していますが、松前藩主の参勤交代に際しては、松前藩御召船となって藩主一族を乗せ、津軽海峡を渡りました。長者丸関連の資料として、船名額、船名旗、針、船中諸掟書、航海安全の護摩札、商品の仕入れにかかる大福帳などがあります。

関連サイト

都道府県

  • 北海道

市町村

  • 松前町

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 建物

サイズ
構造等

木造2階建て

所在地

北海道松前郡松前町字福山143番地
(松本家土蔵)
北海道松前郡松前町字松城144番地
松前城資料館(松本家資料)

年代

  • 1831年 建築
  • 江戸時代

天保2年

指定

松前町指定有形文化財(1990年)

参考資料

『日本最北の城下町 松前の文化財』
(松前町教育委員会、2011年)

関連情報

松本家土蔵(通常非公開)
松本家資料(松前城資料館で一部を展示)

他地域
との
つながり

石川県志賀町
(奉納者・松本金蔵の出身地)
滋賀県犬上郡
(近江商人・藤野喜兵衛家の出身地)
福井県坂井市
(越前産笏谷石を積み出した三国港)

 構成文化財 福山城下町遺跡

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説明

福山城下町遺跡は、福山城(松前城)を中心に、海岸沿いに商人の出店や廻船問屋などの店舗が展開した町屋跡です。近年の発掘調査により、土蔵の土台や建物礎石、陶磁器・金属製品・木製品などが出土しています。

都道府県

  • 北海道

市町村

  • 松前町

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財

所在地

北海道松前郡松前町
字福山・松城・唐津

参考資料

『松前町福山城下町遺跡』(北海道埋蔵文化財センター、2012年)

他地域
との
つながり

新潟県新潟市
(越後産焼酎徳利が出土)
石川県加賀市(九谷焼が出土)
島根県浜田市
(石州瓦、石見焼大甕が出土)
広島県尾道市(尾道の酢徳利が出土)

 構成文化財 龍雲院

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説明

寛永2(1625)年に松前家7世公廣の正室桂子の発願により創建されました。本堂の西に海上航行の安全を司る龍神を祀る龍神堂があります。本堂・庫裏はともに天保(1846)の建立で、本堂は北越宮川(新潟県柏崎市)の大工、庫裏は地元松前の大工によって建てられました。鐘楼は弘化3(1846)年、土蔵は弘化3年までに建てられたとされ、惣門は嘉永4(1851)年の建立です。龍神堂は文政13年(1830)の建立ですが、箱館戦争で破損したため、明治6(1873)年に再建されました。龍雲院は、江戸時代以来の伽藍をとどめている建物として貴重です。

関連サイト

都道府県

  • 北海道

市町村

  • 松前町

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 建物

サイズ
構造等

木造

所在地

北海道松前郡松前町字松城305番地

年代

  • 1625年 創建

寛永2年

指定

国指定重要文化財(1992年)

参考資料

『日本最北の城下町 松前の文化財』
(松前町教育委員会、2011年)

関連情報

境内のみ拝観可能

他地域
との
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新潟県新潟市(本堂向拝柱の金物は新潟の鋳物師作)

松前藩主松前家墓所

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説明

松前家菩提寺・法幢寺の境内北側に歴代藩主たちの墓標55基が立ち並んでおり、このうち23基は越前式石廟が採用されています。17世紀~18世紀中葉までは笏谷石製であるが、18世紀後葉以降は瀬戸内産花崗岩製となります。

関連サイト

都道府県

  • 北海道

市町村

  • 松前町

類型

  • 寄港地

所在地

北海道松前郡松前町松城341

指定

国指定史跡(1981年)

関連情報

公開

他地域
との
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福井県坂井市(笏谷石の産地)

 構成文化財 松前沖揚げ音頭

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説明

江戸時代末期、ニシン漁の盛行により、前浜では多く漁夫(ヤン衆)を引連れて厳しい一連の作業が行われました。作業には船漕ぎ、網起こし、沖揚げ、子叩きなど、それぞれに特有の歌が生まれ、これらの作業歌は「鰊場音頭」や「沖揚げ音頭」と呼ばれるもので、道南各地から北海道の沿岸地域で伝えられています。松前地方ではいつごろから歌われていたか定かではありませんが、ニシン漁が盛行する幕末には既に歌われていたと考えられています。

関連サイト

都道府県

  • 北海道

市町村

  • 松前町

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 民謡

所在地

北海道松前郡松前町

指定

松前町指定無形民俗文化財(1997年)

参考資料

『日本最北の城下町 松前の文化財』
(松前町教育委員会、2011年)

関連情報

例年4/29の郷土芸能大公開にて公演(保存団体の都合により不参加の場合があります)

 構成文化財 難船図絵馬

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説明

難船図絵馬は、近江商人・恵比寿屋岡田家の手船「叶丸」の船頭「佐々木多六」によって、慶応3(1867)年4月に、札前の渡海神社に奉納されたもので、大坂の絵馬師・吉川芦舟の作です。絵の内容は、船が荒波にもまれ、帆をおろし、今まさに転覆寸前という危機的状況の中で、瑞雲に乗った神が「御幣」に姿形を変えて助けに現れるという場面が描かれています。

関連サイト

都道府県

  • 北海道

市町村

  • 松前町

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 奉納物
  • 船絵馬

サイズ
構造等

縦49.5cm×横67.5cm

所在地

北海道松前郡松前町字札前 渡海神社

年代

  • 1867年 奉納
  • 江戸時代

慶応3年

指定

松前町指定有形文化財(1997年)

参考資料

『日本最北の城下町 松前の文化財』
(松前町教育委員会、2011年)

関連情報

通常非公開

他地域
との
つながり

滋賀県近江八幡市(近江商人・岡田弥三右衛門家の出身地)

 構成文化財 松前祇園ばやし

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説明

松前祇園ばやしの起源は定かではありませんが、文化・文政期に記されたとされます。『松前歳時記草稿』によれば、松前城下七社大祭礼の際の山車巡行の囃子の曲として近江から伝わります。往時は15の音曲があったとされますが、明治以降の松前城下衰退とともに廃絶し、現在は4基の山車に付属する12曲が伝わります。

関連サイト

都道府県

  • 北海道

市町村

  • 松前町

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 民謡

所在地

北海道松前郡松前町

指定

北海道指定無形民俗文化財(1997年)

参考資料

『日本最北の城下町 松前の文化財』
(松前町教育委員会、2011年)

関連情報

例年4月29日の郷土芸能大公開にて公演(保存団体の都合により不参加の場合があり)

浜田市

浜田市には、外ノ浦・瀬戸ヶ島・長浜の三つの港があり、中でも外ノ浦は北前船の西廻り航路の風待ち港および瀬戸内方面への中継点として栄えた浜田藩最大の貿易港でした。外ノ浦の特徴は、山に抱かれたわずかな平地に、廻船問屋をはじめとした小規模な集落が形成されていた点です。そして江戸時代から変わることのない、深く入り込んだ湾の風景が、寄港地の面影を今でも色濃く残しています。

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概要

浜田市には、外ノ浦・瀬戸ヶ島・長浜の三つの港があり、中でも外ノ浦は北前船の西廻り航路の風待ち港および瀬戸内方面への中継点として栄えた浜田藩最大の貿易港でした。外ノ浦の特徴は、山に抱かれたわずかな平地に、廻船問屋をはじめとした小規模な集落が形成されていた点です。そして江戸時代から変わることのない、深く入り込んだ湾の風景が、寄港地の面影を今でも色濃く残しています。

都道府県

  • 島根県

市町村

  • 浜田市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

年代

  • 年代不明

関連
文化財

関連
サイト

 構成文化財 外ノ浦の町並み

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説明

外ノ浦は、全長約1キロ、最大幅200mを測る深い入江で、浜田城下町に接する浜田藩最大の港でした。山に抱かれた立地にあるため、風待ちの港として多くの北前船で賑わい、湾内のわずかな平地には廻船問屋が建ち並んでいました。現在の外ノ浦は、大規模な区画工事等が行われなかったため、江戸時代に栄えた港の面影を残しています。湾の南側に位置する水ヶ谷には、北前船の乗員たちから信仰を集めた金刀比羅神社もあり、宝暦9(1759)年の年号が刻まれた瀬戸内産花崗岩製鳥居が往時の繁栄を想起させます。

関連サイト
  • なつかしの国岩見・島根県西部公式観光サイト(日本遺産北前船寄港地 外ノ浦) https://is.gd/05XMOq

都道府県

  • 島根県

市町村

  • 浜田市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • まちなみ

所在地

島根県浜田市外ノ浦町

関連情報

公開