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 構成文化財 新浜の町並み(花街)

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説明

北前船の寄港地として繁栄した宮津港の花街です。文化14(1817)年、宮津湾の埋立てが行われ、天保13(1842)年には新たに開かれた土地に置屋が集められました。幕末期には万年新地への移動が命じられましたが、明治時代には再び新浜が再興され、現在、料食店が集まるエリアとなっています。

都道府県

  • 京都府

市町村

  • 宮津市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • まちなみ

所在地

京都府宮津市字新浜

年代

  • 1817年-1843年

宮津湾埋立て:文化14年 置屋設置:天保13年

参考資料

松田法子「宮津における遊所の形成史と社会・空間・文化」『宮津天橋立の文化的景観 文化的景観調査報告書〔宮津地区・補遺編〕』(宮津市、2021年)

 構成文化財 由良の船絵馬群

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説明

丹後由良の船持ちや船頭が金比羅神社、玉司神社、照国神社に奉納した船絵馬群です。
明治17(1884)年に奉納された宝求丸の難船絵馬は、船名板のほか遭難した航海時の大福帳、祈祷札などが残り、商品の損失状況がよくわかる資料です。

都道府県

  • 京都府

市町村

  • 宮津市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 奉納物
  • 船絵馬

所在地

京都府立丹後郷土資料館
宮津市歴史資料館

年代

  • 1884年 奉納

宝求丸の難船絵馬:明治17年奉納

指定

京都府登録文化財

参考資料

京都府立丹後郷土資料館編『大海原に夢を求めて 丹後の廻船と北前船』(2015年)

 構成文化財 三上家文書

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説明

北前船で財をなした「元結屋(もっといや)」三上家の文書群です。各地の問屋との取引や船頭との情報伝達の様子がわかります。また、各地の相場を記した控帳がみられ、北前船の商売において情報収集の重要性を具体的に示す文書群です。

都道府県

  • 京都府

市町村

  • 宮津市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 文書

所在地

京都府立丹後郷土資料館

指定

京都府指定文化財

参考資料

藤本仁文『宮津市北前船関連資料調査研究報告書』(2016年)
京都府立丹後郷土資料館編『大海原に夢を求めて 丹後の廻船と北前船』(2015年)

他地域
との
つながり

山形県酒田市(尾関又兵衛、畠山徳次郎と取引あり)
山口県下関市(油屋仁右衛門、村野徳右衛門と取引あり)

 構成文化財 加藤家文書

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説明

由良の船頭・加藤長助の文書群です。「航海日記」や「大宝恵(覚)」から、航海の具体的な様子を知ることができます。

都道府県

  • 京都府

市町村

  • 宮津市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 文書

所在地

京都府立丹後郷土資料館

指定

京都府暫定登録文化財

参考資料

藤本仁文『宮津市北前船関連資料調査研究報告書』(2016年)
京都府立丹後郷土資料館編『大海原に夢を求めて 丹後の廻船と北前船』(2015年)

 構成文化財 宮津おどり

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説明

花街・新浜で歌われた「宮津節」や「あいやえ踊り」「松坂踊り」で構成される民俗芸能です。「あいやえ踊り」はハイヤ節が起源とされる北前船によりもたらされたとされます。「宮津節」と「宮津盆おどり松坂」、「あいやえおどり」の3つ唄と踊りで構成されます。「二度と行こまい丹後の宮津」のフレーズで知られる宮津節は、江戸時代後期から明治時代に船乗りや商人、旅人で賑わった花街・新浜で、芸妓たちが披露した座敷唄と考えられます。また「あいやえ」は、天草の「ハイヤ節」が北前船などに伴って全国の港町に伝播したものとされます。

都道府県

  • 京都府

市町村

  • 宮津市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 民謡

指定

宮津市指定無形民俗文化財(2018年)、日本遺産「300年を紡ぐ絹が織り成す丹後ちりめん回廊」構成文化財(2017年)

他地域
との
つながり

加賀、仙台、米沢、江戸、小倉(「宮津節」の歌詞に登場)
「あいやえ」の伝承地

鳥取市

日本一の鳥取大砂丘を有する「鳥取市」は、古くから城下町として栄え、明治22(1889)年10月1日の市制施行以来、県都及び山陰地方東部の中核都市として、政治、経済、文化の中心となり発展をしてきました。鳥取の夏の風物詩である「鳥取しゃんしゃん祭」は、平成26(2014)年に「最大の傘踊り」として世界記録を更新した歴史あるお祭りで、色鮮やかな、しゃんしゃん傘には本市の北前船寄港地のひとつである青谷地域でも生産される因州和紙が使われています。また、もうひとつの北前船寄港地である賀露港は、市街地に程近く、古くから日本海と国府・鳥取城下を結ぶ海上交通の要所として栄え、港が一望できる小高い丘に鎮座する賀露神社の石灯籠には、多くの廻船商人の名が刻まれています。

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概要

日本一の鳥取大砂丘を有する「鳥取市」は、古くから城下町として栄え、明治22(1889)年10月1日の市制施行以来、県都及び山陰地方東部の中核都市として、政治、経済、文化の中心となり発展をしてきました。鳥取の夏の風物詩である「鳥取しゃんしゃん祭」は、平成26(2014)年に「最大の傘踊り」として世界記録を更新した歴史あるお祭りで、色鮮やかな、しゃんしゃん傘には本市の北前船寄港地のひとつである青谷地域でも生産される因州和紙が使われています。また、もうひとつの北前船寄港地である賀露港は、市街地に程近く、古くから日本海と国府・鳥取城下を結ぶ海上交通の要所として栄え、港が一望できる小高い丘に鎮座する賀露神社の石灯籠には、多くの廻船商人の名が刻まれています。

都道府県

  • 鳥取県

市町村

  • 鳥取市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

年代

  • 年代不明

関連
文化財

 構成文化財 賀露神社

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説明

北前船船主が集住する賀露に鎮座する神社です。越前産笏谷石の参道、尾道石工の常夜燈や船絵馬・船模型、錨などが奉納されています。寛政12(1800)年に地元の「木屋」「見世屋」「濱屋」など15人の廻船業者が寄進した石灯籠は尾道の石工「勘十郎」の作で、原石は北前船で運ばれたと考えられています。天保4(1833)年に地元の有志が寄進した5分の1サイズの船模型は現在の金額で1千万円とされています。本殿裏の玉垣には京丹後の船主の名前が刻まれているなど、この神社は北前船と深い関わりがあったことが伺えます。

関連サイト

都道府県

  • 鳥取県

市町村

  • 鳥取市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 建物
  • 石造物(灯籠、玉垣など)
  • 船模型
  • 船絵馬
  • その他

所在地

鳥取県鳥取市賀露町北1-21-8

年代

  • 1800年 奉納-1833年 奉納
  • 江戸時代

石灯籠;寛政12年奉納 船模型:天保4年奉納

関連情報

公開

他地域
との
つながり

広島県尾道市
(常夜灯の石工)
福井県坂井市
(神社参道の越前産笏谷石が積み出された三国港)
京都府京丹後市
(玉垣の寄進者)

 構成文化財 因州高草郡加路浦湊絵図

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説明

北前船等の大型船が停泊していたことを示す、鳥取城下の玄関口であった賀露港の江戸時代末期、弘化2(1845)年に描かれた絵図です。賀露港について、水深や地形、船が港に進入するために必要な係留場所などが詳細に描かれています、船の通行条件などが江戸時代の賀露港を知る上で貴重な資料です。

関連サイト

都道府県

  • 鳥取県

市町村

  • 鳥取市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 絵図

所在地

鳥取県鳥取市賀露町北1-21-8
賀露神社

年代

  • 1845年 製作
  • 江戸時代

弘化2年

関連情報

非公開

 構成文化財 賀露神社春季祭礼行事

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説明

賀露神社の例祭日は4月29日で、2年に一度、大祭が行われます。これは神輿や神官、獅子、武者行列などが船に乗って千代川を下るもので「ホーエンヤ祭」とも呼ばれています。

関連サイト

都道府県

  • 鳥取県

市町村

  • 鳥取市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 祭礼

関連情報

例祭日の4月29日に、2年に一度大祭が開催。

 構成文化財 上小路神社

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説明

日和見山にある神社です。尾道石工製の鳥居の部材が残されています。

関連サイト

都道府県

  • 鳥取県

市町村

  • 鳥取市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 建物
  • 石造物(灯籠、玉垣など)
  • 鳥居

所在地

鳥取市賀露町南5丁目1715番地

他地域
との
つながり

広島県尾道市(鳥居の石工)