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創業は安政期に遡ると伝わる料亭で、明治初期には現在地開業していました。亭名は創業時の魁陽亭から開陽亭、海陽亭と変わっています。建物は明治29(1896)年の大火類焼後、再建されました。大正期、戦後に増築されていますが、大広間「明石」は再建時のままとなっています。明治39年11月、日露戦役による樺太境界画定委員会議後の祝宴が「明石」で開かれるなど、日本史の舞台にも登場し、国内外の政財界、文化人など多くの著名人が訪れています。
都道府県
市町村
類型
種別
サイズ
構造等
木造3階建(2階+地階)
所在地
北海道小樽市住吉町4-7
年代
明治29年
指定
小樽市指定歴史的建造物
(第2号、1985年)
参考資料
『旧魁陽亭―北海道を代表する老舗料亭−』(小樽商科大学グローカル戦略推進センター研究支援部門地域経済部編・発行、2021年)、駒木定正「伊藤博文が宿泊した開陽亭の図面を検証」『月刊小樽學』(NPO法人歴史文化研究所、通巻第104号、2017年11月号)
関連情報
2015年に閉業。現在は非公開
他地域
との
つながり
北海道函館市
(経営者・宮松家の出身地)
石川県加賀市
(創業時から伝わる九谷焼)