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明治27(1894)年、河野(現・福井県南越前町)出身の北前船主・右近権左衛門によって建造されました。妻壁の「//」は右近家の印である「一膳箸」を意味し、船の帆柱に掲げられた船旗にも使用されています。右近家は、明治30年代には北海道岩内で炭鉱経営を手がけるなど、多角的な経営を行っています。加賀の北前船主・広海家らとともに日本火災海上保険株式会社を創設しました。大正13(1924)年、手宮駅構内火薬爆発事故により越屋根がなくなり、現在の外観となりました。
都道府県
市町村
類型
種別
サイズ
構造等
木骨石造平屋
所在地
北海道小樽市色内3-10-18
年代
明治27年
指定
小樽市指定歴史的建造物
(第65号、1996年)
参考資料
駒木定正「近代の船主になった右近権左衛門と右近倉庫」『月刊小樽學』(NPO法人歴史文化研究所、通巻第125号、2019年8月号)、高野宏康「旧右近倉庫」『小樽チャンネルMagazine』(株式会社K2、Vol.34、2018年9月号)
関連情報
内部は非公開
改修(大正末期)
他地域
との
つながり
福井県南越前町(右近家の出身地)
福井県小浜市(建築時に使用されていた若狭瓦の産地)