福山波止場

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説明

江戸時代から松前城下の前浜の岩礁には、船舶の係留杭が設置されていました。明治6(1873)年に栖原小右衛門が自費で港内の崩落箇所修理と、長さ14間、高さ一丈(約3m)の石垣を築きました。その後、豪商有志が波止場建築のため寄付金を集め、不足分を明治政府から借入れ、石工井上喜三郎に委託して明治8年に福山波止場が完成しました。波止場は二基あり、大松前波止場は65間(約118m)・高さ一丈、小松前波止場は85間(約154m)・高さ一丈で、明治23(1890)年の小破修理を経て現在に至っています。

関連サイト

都道府県

  • 北海道

市町村

  • 松前町

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財

サイズ
構造等

大松前波止場
 65間(約118m) 高さ1丈(約3m)
小松前波止場
 85間(約154m )高さ1丈(約3m)

所在地

北海道松前郡松前町字松城先

年代

  • 1875年 竣工
  • 江戸時代
  • 明治時代

明治8年

指定

土木学会選奨土木遺産(2014年)

参考資料

『日本最北の城下町 松前の文化財』(松前町教育委員会、2011年)

関連情報

公開