今湊神社

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説明

北前船主等が信仰し、奉納物が残る神社です。江戸時代に遡る石造物が多くあり、石材は北前船で運ばれました。白山市湊町鎮座。海陸安全を祈願する八幡大菩薩と、今湊の由来ともされる白山妙理大権現を併せて祀ることから、藩政期は八幡宮・白山大権現相殿(あいどの)と呼ばれ、明治8年(1875)に今湊神社と改称しました。境内中央に、本殿覆屋と幣殿拝殿が一体となった社殿が、東向きに建てられ、本殿は文政7年(1824)の建築。棟札に地元の北前船船主らの名前が列記され、船主らが商売繁盛と航海の安全を願って社殿を建てたことが窺えます。本殿覆屋も建築当初からと予想され、明治39年(1906)年改築時の棟札がのこります。拝殿は、近年発見された棟札により、天保6(1835)年の建築と判明しました。

関連サイト

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 白山市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 奉納物
  • 建物
  • 石造物(灯籠、玉垣など)

所在地

白山市湊町カ151

指定

白山市指定文化財
(今湊神社の拝殿及び本殿並びに棟札、1976年)

関連情報

公開