イナウ奉納額

クリックで拡大

説明

イナウは、アイヌ民族の祭具で守護神や供え物としての性格を持っています。幕末から明治期にかけて、黒島の北前船船主らが北海道やその周辺での交易の際に、海上交通の安全祈願の一つとして持ち帰ったとされています。若宮八幡神社に奉納された額は、年代・目的・願主などが記載されており、歴史資料として貴重なものです。

関連サイト

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 輪島市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 奉納物
  • その他

サイズ
構造等

2本1対 4つの額に収納
奉納額はケヤキやスギ製
縦 66.7~100cm、横 34.5~49.5 cm
イナウの長さ 41.2〜90.7cm

所在地

石川県輪島市門前町黒島町ロの15番地
若宮八幡神社

指定

輪島市指定文化財
(歴史資料、2016年)

参考資料

『海を渡ったイナウ アイヌと倭人の文化交渉史の研究』(国立文化財機構東京文化財研究所無形文化遺産部、2019年)、東京文化財研究所HP

関連情報

通常非公開

他地域
との
つながり

北海道(イナウがつくられた場所)
青森県深浦町(27点のイナウが伝来)