黒崎墓所

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説明

近世では、航海中に死者が出た場合、最寄りの港の浦役人に届出を行い、検分を経て埋葬していました。黒崎墓所は「船三昧」「他所三昧」とも呼ばれ、当地に残された墓石銘や妙道寺に残る過去帳等の記録から、宝永7(1710)年〜文久2(1862)年までの間、29ヶ国に及ぶ136人、国別では、出羽2人、越後2人、能登1人などのほか、西日本各地出身の者の埋葬が確認されています。また、墓所内に1体の地蔵があり、元禄12年に出羽国酒田で死没した坂越浦人の墓じるしにと、坂越から酒田へ送られたものですが、安置かなわず置かれていたものを、文化8年に坂越に回送して安置したものです。

関連サイト

都道府県

  • 兵庫県

市町村

  • 赤穂市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • その他

サイズ
構造等

188㎡

所在地

兵庫県赤穂市坂越2909番地

年代

  • 1710年-1862年

宝永7年〜文久2年

指定

兵庫県指定文化財(史跡)

他地域
との
つながり

埋葬者(29ヶ国に及ぶ136人)
秋田県・山形県(出羽2人)、新潟県(越後2人)、石川県(能登1人)、西日本各地など