クリックで拡大
北前船が係留するときに船のもやいを繋いだ岩です(岩をくり抜いたもの)。福浦港の湾の周りに(大澗・水の澗)は岩場や岩礁の突出した部分を刳り貫いて孔を開け、その孔に綱を通して船を繋いだ施設があり「めぐり」と呼ばれています。現在の繋船柱、繋船ブイやビットの役割を果たすものです。北前船往来の隆盛時から「めぐり銭」と称して停泊料を徴収し維持管理に充てていたようで、他に例がない特殊な施設です。現在でも数十点確認することができます。
都道府県
市町村
類型
種別
所在地
志賀町福浦港
指定
志賀町指定文化財
(有形民俗、1974年1月29日)
参考資料
『富来町史』『志賀町の文化財』『福浦ものがたり』
関連情報
公開