三国仏壇(夏仏壇・冬仏壇)附仏具類一式

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説明

橋立の北前船主・酒谷長兵衛家の仏間に安置されていた仏壇。橋立周辺の船主家では、大小一対の仏壇を備え、当主が航海で家を不在にする春~秋は小さい「夏仏壇」を家族が用い、冬に当主がいる間は大きな「冬仏壇」を開けました。2つの仏壇を使い分けるという慣習は、北前船の船主集落として発展した橋立地区独自の信仰習俗です。仏壇は北前船の寄港地でもある三国(福井県坂井市)で造られ、特に冬仏壇は彫刻・金工・蒔絵等の技術に優れています。

関連サイト

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 加賀市

類型

  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • その他

サイズ
構造等

夏仏壇:1基、冬仏壇:1基
夏仏壇仏具:13件、冬仏壇仏具:25件

所在地

石川県加賀市橋立町イ乙1-1
加賀市北前船の里資料館内

指定

加賀市指定有形文化財
(工芸品、2001年)

参考資料

『加賀市の文化財』
(加賀市教育委員会発行、2007年)

関連情報

一部、加賀市北前船の里資料館で展示

他地域
との
つながり

福井県坂井市
(三国産の仏壇の生産地)