旧長野商店

クリックで拡大

説明

北前船で財をなした新潟県出身の長野徳太郎が、明治7(1874)年に親船町で創業し、米、塩、呉服、反物販売のほか、酒造を営んだ石狩を代表する商店の一つです。現在保存されている店舗と蔵は、木造の骨組みの外側に920 個あまりの軟石が積まれた耐火性の高い木骨石造(もっこつせきぞう)の工法で、瓦屋根や卯建(うだつ)と洋風のアーチ窓という和洋折衷(わようせっちゅう)の特徴を持ちます。正面の「千歳」という酒の看板には、「堺」という地名が書かれています。北前船の積荷として運ばれた「堺酒」は、夏まで変質しない高級酒として人気があったといわれます。

関連サイト

都道府県

  • 北海道

市町村

  • 石狩市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 建物

サイズ
構造等

木骨石造
店舗:延べ床面積152.51㎡
石蔵:延べ床面積65.45㎡

所在地

石狩市弁天町30-5

年代

  • 1874年 創業

明治7年創業

指定

石狩市指定文化財(第4号、1994年)

参考資料

日本建築学会北海道支部『石狩町指定文化財旧長野商店建物調査報告書 石狩ファイル』(1996年)、石狩市企画経済部商工労働観光課「私の大好きなイシカリ、いろいろ」、一般社団法人石狩観光協会「石狩宝自慢」、さっぽろ広域観光圏推進協議会「石狩本町 ぶらり・さんぽ」、いしかりボランティアガイドの会「石狩市本町地区歴史ガイドマップ」、石狩市教育委員会「ようこそ石狩発祥の地へ あんない絵図」、石狩市企画経済部商工労働観光課「石狩を繁栄させた鮭漁・鰊漁と宝船」

関連情報

入館料:大人300 円

他地域
との
つながり

新潟県聖籠(せいろう)町
(創業者の出身地)