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白八幡宮大祭は、神輿渡御に人形山車がつく津軽地方で唯一行われている祭礼です。大祭は延宝5(1677)年に始まり、その後は1年おき、大正時代から4年に一度となって続けられています。神輿渡御、人形山車、各種芸能には、北前船によって上方から伝えられた文化の影響が色濃く残されており、「津軽の京祭り」とも呼ばれています。白八幡宮大祭で使われている御神輿は、貞享2(1685)年に上方で製作され、鰺ヶ沢まで海路運搬されて奉納されました。青森県内では現存する最古級の御神輿です。金具の裏には大坂金田町(大阪市中央区博労町付近)の「かざり屋五左衛門」の名が記されています。同一人名は江坂神社(大阪府吹田市江坂町)の正徳3(1713)年の鳥居社名額にも確認できます。
都道府県
市町村
類型
種別
所在地
鰺ヶ沢町内
年代
延宝5(1677)年開始 御神輿は貞享2(1685年)奉納
指定
青森県指定無形民俗文化財(2013年8月14日)、鰺ヶ沢町指定無形民俗文化財(1981年5月21日)
関連情報
年1回開催
他地域
との
つながり
大阪府大阪市(金具の裏に記載されている「かざり屋五左衛門」の出身。同一人名は江坂神社・大阪府吹田市江坂町の正徳3(1713)年の鳥居社名額にも確認できる)