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 構成文化財 三国港(旧阪井港)突堤

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説明

北前船の出入りの妨げとなっていた土砂の堆積や洪水を防ぐため、九頭竜川河口に築造された西洋式突堤です。港民の熱意により、明治15(1882)年に築造され、オランダの水利技術による弧形の西洋式突堤(港湾施設)となっています。宮城県の野蒜築港、熊本県の三角西港とならび、明治三大築港と称されます。エッセル8エッシャーとも)の設計。デ・レイケの工事監督。現在、当時の突堤を包み込む形で、コンクリートで覆われていますが、間近で確認できます。

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  • 坂井市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 建物

年代

  • 1882年 築造
  • 明治時代

明治15年築造

指定

国指定重要文化財
(建造物、2003年)

 構成文化財 日和山

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説明

金鳳寺境内にある日和山です。北前船の船乗りたちが出港前に日和を見ました。三国湊の景勝地でもあり、多くの文人がこの地を訪れています。

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類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 日和山

 構成文化財 北前船古文書群

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説明

北前船で財を成した豪商や北前船の船主家に伝えられた廻船業に関する古文書群です。三国港、梶浦、崎浦等の古文書群です。
・森田家文書:中世の頃から続く問丸であり、北前船の廻船問屋・森田家に伝わった古文書です。森田家の日本海沿岸各地との海運・取引が伺えます。
・内田惣右衛門家文書:屋号が室屋と呼ばれた内田家に伝わった古文書です。内田家の系譜や生業、三国湊での役割、福井藩との関わりがわかる資料です。
・南家文書:北前船の廻船業の船主家が多くあった梶浦の南家に伝わった古文書です。南家は古くから廻船業を営み、相当な財力を保持していました。廻船関係・丸岡藩関係等重要な文書も多く含まれます。
・木村家文書:北前船の廻船業の船主家が多くあった梶浦の木村家に伝わった古文書です。知工、船頭、船主へと変わったことから、廻船業の詳細がわかる資料です。西廻り航路の各港でやり取りされた仕切書や帳簿もあります。
・小松家文書:廻船業を営んでいた崎浦の小松家に伝わる古文書です。小松家が知工・船頭の時代のものです。
・高山家文書:廻船業を営んでいた崎浦の高山家に伝わる古文書です。高山家は明治期には北海道で鰊や鰈等の漁業権を持っていました。

関連サイト

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類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 文書

指定

一部、坂井市指定有形文化財(古文書)

 構成文化財 北前船船絵馬群

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説明

北前船の船主らが海上安全を祈願し、自船を描いて奉納した絵馬です(大湊神社、白山神社、金刀比羅神社、春日神社など)。みくに龍翔館の常設展で公開されています。

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類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 船絵馬

 構成文化財 三国浦絵図

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説明

北前船によって繁栄した三国湊の様子がわかる絵図です。三国浦絵図は、安永7(1778)年から寛政3(1791)年にかけて描かれたと考えられる絵図で、川口御番所などの湊関係の役所、施設に加え、代官屋鋪、寺社、芝居小屋なども描かれています。

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  • 坂井市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 絵図

年代

  • 1778年 製作-1791年頃 製作

安永7年から安政3年頃にかけて描かれた

 構成文化財 越前三国湊風景之図

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説明

越前三国湊風景之図は、慶応元(1865)年に描かれたもので、護岸の河戸に町人の蔵が連なる様子や笏谷石の使用がわかります。大型の船が描かれているため、誇張されている部分もありますが、それだけ三国湊が繁栄したことが表現されているといえます。

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  • 坂井市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 絵図

年代

  • 1865年 製作

慶応元年

 構成文化財 三国仏壇、三国箪笥(船箪笥)

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説明

三国湊の工芸品で、北前船により船主集落の加賀橋立などに運ばれました。三国仏壇・三国箪笥ともに、北前船により三国湊で発展した三国彫りと塗りが融合された工芸品です。三国仏壇は、ヒノキやクサマキ(ヒバ)が多く使われ、釘を使わずに組み立てます。三国箪笥は船箪笥などがあり、船箪笥は佐渡、酒田と並び、有名です。北前船により三国湊で発展した指物・塗師・金具師などの職人らが作りました。

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  • 坂井市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 船箪笥
  • その他

他地域
との
つながり

石川県加賀市(北前船主・酒谷長平家の三国仏壇)

 構成文化財 笏谷石関連古文書群

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説明

石材を扱っていた廻船問屋に伝わる、北前船で流通した笏谷石に関する古文書群です(廻船問屋、石屋文右衛門家、布目屋三左衛門家)。江戸期から昭和戦前期までの文書などが残り、笏谷石の流通がわかります。

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類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 文書
  • 石造物(灯籠、玉垣など)

指定

未指定

 構成文化財 三國神社例大祭(三国祭)と山車屋台

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説明

北前船交易により繁栄した三国湊の有力な北前船船主でもあった町衆が、山車人形や舟神輿などを奉納した祭りです。天保15(1844)年の「氏神御祭礼覚」によれば、人形芝居の人形を敦賀から積んできた丹後の船員と芝居人が一緒に屋台を仮仕立て、そこに人形を飾り、その翌年から大きな人形を持ち出し、現在のように町内ごとに山車人形を出すようになったとされます。

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類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 祭礼

年代

  • 1844年

指定

福井県指定県無形民俗文化財 
一部、坂井市指定有形文化財(工芸品)

 構成文化財 なんぼや踊り唄

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説明

北前船の船乗りたちによって、南部方面(岩手県)から運ばれてきた歌です。曲名の「なんぼや」は「南部」が元と推測されています。歌詞には、蝦夷松前からの廻船を待つ妻の心や、出漁の帰帆を待つ乙女の情などが謳われています。

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類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 民謡

指定

福井県指定無形民俗文化財