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 構成文化財 浜の宮天満宮の神牛

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説明

越前や加賀の北前船船主が奉納した牛の石像です。浜の宮天満宮は、菅原道真を祭神とする神社です。神牛は、本殿前にあり、明治11(1878)年5月、越前国「右近権左衛門、中村三之丞」、加賀国「大家七兵衛、広海二三郎、角谷甚太郎」の北前船船主5名が願主となり、「岡上彦一、藤田英治郎」ら4名が斡旋して寄進したことが台座に記されています。

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都道府県

  • 兵庫県

市町村

  • 姫路市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 奉納物
  • 石造物(灯籠、玉垣など)

所在地

兵庫県姫路市飾磨区須加40
浜の天満宮

年代

  • 1878年 奉納
  • 江戸時代

明治11年奉納

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公開

他地域
との
つながり

・福井県南越前町(北前船主・右近権左衛門、中村三之丞の出身地)
・石川県加賀市(北前船主・大家七兵衛、広海二三郎、角谷甚太郎の出身地)
・北海道小樽市(北前船主・右近権左衛門、中村三之丞、大家七平、広海二三郎がつくった倉庫が現存。日本遺産構成文化財)

 構成文化財 湛保

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説明

北前船の寄港が容易となるように干鰯問屋の藤田佑右衛門が築造した船繋場です。姫路藩の主要港湾は、飾磨津、高砂、室津、家嶋でした。飾磨津は、浅瀬のため大型船の入港が困難であったことから、江戸時代を通じて繰り返し浚渫が行われました。弘化3(1846)年、根本的な解決策として、干鰯問屋の藤田祐右衛門が中心となって、飾磨津河口に船繋場を築造しました。これ以後、飾磨津は大いに栄えたといわれます。現在も一部改変を受けているものの、姫路ポートセンター北側に現役の船繋場として使われています。

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都道府県

  • 兵庫県

市町村

  • 姫路市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • その他

サイズ
構造等

東西約120m、南北約150m、満潮時水深約3.6m、堤高さ約6m

所在地

兵庫県姫路市飾磨区須加283地先

年代

  • 1846年 建築
  • 江戸時代

弘化3年建築

関連情報

公開
湛保(たんぼ)

 構成文化財 中島家住宅

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説明

北前船で財をなした中島家の邸宅です。中島家は、江戸時代から大正頃を中心とした商家です。敷地間口は8間で南北に深く、北側の街道に面して主屋を配し、南に離れ座敷と2棟の土蔵を置きます。主屋は、間口6間、奥行6間半という大型の町家で、文政6年(1823)年の建築と考えられています。

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  • 姫路市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 建物

サイズ
構造等

木造2階建て

所在地

兵庫県姫路市飾磨区天神

年代

  • 1823年 建築
  • 江戸時代

文政6年建築(推定)

指定

姫路市都市景観重要建築物等(第15号、1996年)文化財としては未指定

参考資料

『姫路市史 第15巻 下 別編文化財編2』(姫路市、1999年)

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公開(外観のみ)

 構成文化財 正法寺の唐戸

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説明

播磨の古手商奈良屋と、北前船による取引を頻繁にしていた豪商・本間家が寄進した唐戸です。正法寺は、浄土宗百万編知恩院派の寺院で、はじめ兵庫県姫路市別所町佐土にありましたがが、江戸時代初めに姫路藩主の池田輝政から現在の寺地を与えられたといわれます。播磨の古手商である奈良屋(馬場家)の菩提寺です。出羽酒田の豪商本間家は、奈良屋と盛んに取引をしており、3代本間三丘は16歳の頃、奈良屋に滞在していました。この縁もあり、明和5(1768)年、奈良屋の13回忌に光丘が寄進したとの刻印がある旧本堂の唐戸が残されています。現在、本堂は建替られ、この唐戸は外されて別途保管されている。

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都道府県

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市町村

  • 姫路市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 建物
  • その他

所在地

兵庫県姫路市平野町58

年代

  • 1768年 寄進
  • 江戸時代

明和5年

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非公開

他地域
との
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山形県酒田市(寄進者の本拠地)

 構成文化財 九所御霊天神社の玉垣

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説明

北前船の商人たちが航海の安全を祈願して奉納した玉垣です。奥羽地方の商人「米竹清右衛門」などの名前がみられます。九所御霊天神社は、少名彦名命を主神とし、大物主命、菅原道真ら九神を祀る。元治元(1864)年、大鳥居と周囲に250本を超える玉垣が築造され、姫路木綿取扱の有力商人達に混じって、奥羽地方の米竹清右衛門、本間長三郎などの商人達の名が刻まれています。

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  • 兵庫県

市町村

  • 姫路市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 奉納物
  • 玉垣

所在地

兵庫県姫路市大善町7

年代

  • 1864年 築造
  • 江戸時代

元治元年

関連情報

公開

他地域
との
つながり

宮城県白石市(寄進者の本拠地)

 構成文化財 北前船古文書群

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説明

回船問屋の馬場家、中島家等の北前船で財をなした豪商に伝わる廻船業等に関する古文書群。商取引に関する文書や、酒田の本間家との書簡などがのこされています。

都道府県

  • 兵庫県

市町村

  • 姫路市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 文書

所在地

兵庫県姫路市本町68他

関連情報

非公開

他地域
との
つながり

山形県酒田市
(書簡の相手先の本拠地)

たつの市

室津があるたつの市は兵庫県南西部に位置します。市内を縦断する清流揖保川が流れ下り着く先が瀬戸内海で、古来より多くの船が往来し、人・物・文化を伝える大動脈として、悠久の時を刻みながら途切れることなく、豊かな歴史と文化を育んできました。 江戸時代、西国大名の参勤交代では、ほとんどの大名が室津を利用し、室津には6軒もの本陣がありました。その大きな恩恵を受けたたつの市は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている脇坂家5万3千石の城下町の町並み、国指定史跡「新宮宮内遺跡」、国指定重要文化財「永富家住宅」など多くの歴史遺産が点在し、その歴史を伝えています。

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概要

室津があるたつの市は兵庫県南西部に位置します。市内を縦断する清流揖保川が流れ下り着く先が瀬戸内海で、古来より多くの船が往来し、人・物・文化を伝える大動脈として、悠久の時を刻みながら途切れることなく、豊かな歴史と文化を育んできました。 江戸時代、西国大名の参勤交代では、ほとんどの大名が室津を利用し、室津には6軒もの本陣がありました。その大きな恩恵を受けたたつの市は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている脇坂家5万3千石の城下町の町並み、国指定史跡「新宮宮内遺跡」、国指定重要文化財「永富家住宅」など多くの歴史遺産が点在し、その歴史を伝えています。

都道府県

  • 兵庫県

市町村

  • たつの市

類型

  • 寄港地

類型

  • 寄港地

年代

  • 年代不明

関連
文化財

関連
サイト

 構成文化財 室津の町並み

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説明

北前船で栄えた当時の様子を伝える室津の町並みです。北前船をはじめ多くの廻船が入港した室津は、「室津千軒」と呼ばれるほど賑わいました。最盛期には6つの本陣が置かれ、外国との交易が制限されていた江戸時代においても、朝鮮通信使の一行、オランダ商館の一行、琉球使節団の一行が寄港した室津は国際色豊かな港町でもありました。港に出入りする船を監視する御番所跡なども重要な港であったことを伝える遺構です。これらが残る室津の町並みは港町として栄えた当時の様子を今に伝えています。

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市町村

  • たつの市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • まちなみ

所在地

兵庫県たつの市御津町室津

指定

兵庫県歴史的景観形成地区(たつの市御津町室津地区、1994年)

参考資料

「御津町/室津地区景観ガイドライン」(兵庫県都市住宅部都市政策課) 『室津 伝統的建造物群保存対策調査報告書』(御津町教育委員会、1988年) 新宮義哲「室津と北前船」『日本遺産と播磨』(播磨学研究会)

 構成文化財 室津海駅館

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説明

北前船で財をなした廻船問屋・三木半四郎 (嶋屋)の住宅です。室津海駅館は廻船問屋三木半四郎が建てた家屋で、屋号を「嶋屋」といいました。北前船で持ち帰った干鰯などを保管する蔵も海駅館から北側(山側)の港沿いにあったといわれます。現在は資料館として観覧できます。たつの市の指定文化財。

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市町村

  • たつの市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 建物

サイズ
構造等

切妻平入り本瓦葺き2階建て

所在地

兵庫県たつの市御津町室津457
たつの市立室津海駅館

指定

兵庫県たつの市指定文化財
(佐藤家住宅、室津海駅館)

参考資料

「たつの市立室津海駅館・たつの市立室津民俗館」(パンフレット) 新宮義哲「室津と北前船」『日本遺産と播摩』(播摩学研究会)

関連情報

開設:1997年
開館時間:9:30 - 17:00 
入館は16:30まで
休館日:休館日 月曜(祝日は翌日) 
毎月末日 年末年始

 構成文化財 石仏

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説明

北前船で財をなした廻船問屋・三木半四郎が古刹見性寺に奉納した西国三十三所霊場の石仏です。嶋屋半四郎が奉納した石仏が室津の古刹見性寺の参道入口にあります。西国三十三ヵ所巡りを現した地蔵のうち第一番目の石仏です。嘉永4年(1851)に奉納されたもので、他の石仏よりひときわ大きな石仏に嶋屋の経済力がうかがえます。

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市町村

  • たつの市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 奉納物
  • 石造物(灯籠、玉垣など)

所在地

兵庫県たつの市御津町室津311
見性寺

年代

  • 1851年 奉納

嘉永4年

参考資料

新宮義哲「室津と北前船」『日本遺産と播磨』(播磨学研究会)