にかほ市
鳥海山を背に日本海に開けた塩越湊は大澗、小澗、鰐渕の総称です。なかでも最大の大澗沖には千石船が12艘も碇泊でき、船と陸を結ぶ艀船が行き交っていました。沖には船を係留した棒杭がのこっており、往時を偲ばせています。塩越湊から米が大坂や松前へ運ばれるとともに、塩、海産物、砂糖、織物などが運び込まれました。また、にかほ市には塩越湊のほか、金浦、三森、平沢にも寄港しました。塩越湊の周辺には16の神社があり、それぞれに船絵馬がのこっています。
写真:平沢湊の近くにある酒の蔵元・飛良泉本舗。かつては廻船問屋を営んでおり、関係資料が残っています。
概要
鳥海山を背に日本海に開けた塩越湊は大澗、小澗、鰐渕の総称です。なかでも最大の大澗沖には千石船が12艘も碇泊でき、船と陸を結ぶ艀船が行き交っていました。沖には船を係留した棒杭がのこっており、往時を偲ばせています。塩越湊から米が大坂や松前へ運ばれるとともに、塩、海産物、砂糖、織物などが運び込まれました。また、にかほ市には塩越湊のほか、金浦、三森、平沢にも寄港しました。塩越湊の周辺には16の神社があり、それぞれに船絵馬がのこっています。
写真:平沢湊の近くにある酒の蔵元・飛良泉本舗。かつては廻船問屋を営んでおり、関係資料が残っています。
都道府県
- 秋田県
市町村
- にかほ市
類型
- 寄港地
類型
- 寄港地
年代
- 年代不明