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秋田市

秋田杉や米など、特産品を運び出す港として栄えた土崎。米以外にも多くの産物が集まるこの港は、北前船を呼び寄せました。19世紀初期、土崎へ入港する船は年間6百艘を超え、12軒の廻船問屋がにぎわいました。土崎から出る荷物は、農産物や海産物に秋田杉、これに対して入ってきたのは、自給できない木綿、古着、塩、砂糖、紙などでした。

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概要

秋田杉や米など、特産品を運び出す港として栄えた土崎。米以外にも多くの産物が集まるこの港は、北前船を呼び寄せました。19世紀初期、土崎へ入港する船は年間6百艘を超え、12軒の廻船問屋がにぎわいました。土崎から出る荷物は、農産物や海産物に秋田杉、これに対して入ってきたのは、自給できない木綿、古着、塩、砂糖、紙などでした。

都道府県

  • 秋田県

市町村

  • 秋田市

類型

  • 寄港地

類型

  • 寄港地

年代

  • 年代不明

関連
文化財

関連
サイト

 構成文化財 高清水の丘の五輪塔

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説明

高清水の丘の五輪塔は、秋田城跡の北側護国神社境内の北西に、港を望むように立っています。北前船をはじめ港に入る船にとっては、巨大な五輪塔が格好の目印になっていました。これは、寛永20(1643)年、久保田の豪商森九蔵が建立したものですが、文化元(1804)年の象潟地震と文化7(1810)年の男鹿大地震で崩壊してしまいました。現在の五輪塔は、昭和42(1967)年に秋田県護国神社鎮座100年を記念して、秋田市の當福寺にあった姉妹塔を移して復元したものです。

関連サイト

都道府県

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市町村

  • 秋田市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 石造物(灯籠、玉垣など)

所在地

秋田県秋田市寺内大畑
(護国神社境内北西に位置する)

年代

  • 1643年 建立-1967年 修復

寛永20年建立

参考資料

『ふる里道しるべ-久保田城・千秋公園・八橋・寺内・川尻 編-』(飯塚喜市、1991年)

関連情報

公開

 構成文化財 秋田街道絵巻

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説明

北前船と北前船でにぎわう港の様子を描いた絵巻です。本絵巻は3巻からなり、江戸時代後期の八橋一里塚から、津軽藩境岩館村(現八峰町)までの羽州街道と大間越への道筋を描いています。作者は秋田藩士の荻津勝孝(1746~1809)と考えられており、制作年代は18世紀末から19世紀初め頃と推定されています。上巻に描かれている土崎湊では、米俵が山積された米蔵が建ち並び、北前船寄港地としてにぎわう往時の姿を知ることができます。

関連サイト

都道府県

  • 秋田県

市町村

  • 秋田市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 絵図

サイズ
構造等

3巻

所在地

秋田県秋田市中通2丁目3-8
秋田市立千秋美術館

指定

秋田県指定有形文化財
(歴史資料、1986年)

参考資料

『秋田市の文化財』(秋田市教育委員会、2001年) 

関連情報

展覧会の内容により公開

 構成文化財 秋田風俗絵巻

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説明

北前船と北前船でにぎわう港の様子を描いた絵巻です。作者は荻津勝孝(1746~1809)と考えられており、男鹿の山を背景とし北前船が停泊する港が描かれています。全図共に狩野派の筆法によりますが、わずかに遠近法を用いた部分も見受けられます。よどみのない線描と丁寧な色彩により描かれた港の景観は、美術作品としての価値に加え、歴史資料、民俗資料としても貴重です。

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市町村

  • 秋田市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 絵図

サイズ
構造等

1巻

所在地

秋田市金足鳰崎字後山52 
秋田県立博物館

指定

秋田県指定有形文化財
(絵画、1954年)

参考資料

『秋田市の文化財』
(秋田市教育委員会、2001年)

関連情報

展示室内で複製を公開中

 構成文化財 金刀比羅神社石製狛犬

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説明

金刀比羅神社は北前船の廻船問屋の氏神を勧請した神社であり、廻船問屋、船乗りの信仰を集めました。北前船で福井から運ばれた笏谷石の参道があり石製の狛犬は県の文化財に指定されています。狛犬は阿形、吽形があり、形状からはともに17世紀前半に製作されたものと推測されています。

関連サイト

都道府県

  • 秋田県

市町村

  • 秋田市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 狛犬
  • 石造物(灯籠、玉垣など)

サイズ
構造等

石製(火山礫凝灰岩)
阿形:幅16cm 行28cm 高さ33cm
吽型:幅16cm 行28cm 高さ33cm

所在地

秋田県秋田市土崎港中央6丁目1-2
金刀比羅神社

指定

秋田県指定有形文化財
(美術工芸品、2012年)

関連情報

非公開

他地域
との
つながり

福井県坂井市
(笏谷石を積み出した三国港)

 構成文化財 寶塔寺石造り五重塔

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説明

寶塔寺石造り五重塔は日蓮宗寶塔寺境内の東の丘に立っています。相輪の先端までの高さが9.09m、第1層は1.85m四方の花崗岩で作られ、細工は精巧で均整がとれています。西日本の北前船が難を逃れたお礼に大坂から船で運び奉納したと伝えられています。

関連サイト

都道府県

  • 秋田県

市町村

  • 秋田市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 奉納物
  • 石造物(灯籠、玉垣など)

サイズ
構造等

1基 総高9.09m

所在地

秋田県秋田市八橋本町6丁目10−18

指定

秋田市指定文化財(建造物、1962年)

参考資料

『秋田市の文化財』
(秋田市教育委員会、2001年)

関連情報

公開

他地域
との
つながり

大阪府大阪市

 構成文化財 土崎神明社祭の曳山行事

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説明

土崎神明社の例祭における曳山の巡行は、宝永元(1704)年北前船の船乗りが土崎神明社に神輿を寄進したことがはじまりとされています。毎年7月20日と21日に行われ、戻り曳山で奏でられるあいや節は、北前船により伝えられたハイヤ節が起源とされています。平成9(1997)年12月には国の重要無形民俗文化財に指定されたほか、平成28(2016)年12月には、「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産へも登録されました。

関連サイト
  • ユネスコ無形文化遺産「土崎神明社祭の曳山行事について」(秋田市HP) https://is.gd/EkF0mb

都道府県

  • 秋田県

市町村

  • 秋田市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 祭礼

所在地

秋田県秋田市土崎港

年代

  • 1704年 開始

宝永元年開始

指定

国指定重要無形民俗文化財(1997年)
ユネスコ無形文化遺産(2016年)

参考資料

『秋田市の文化財』(秋田市教育委員会、2001年) 

関連情報

公開
宵祭(7月20日)例祭(7月21日)
神事は非公開

他地域
との
つながり

熊本県天草市
(ハイヤ節のルーツとされる)

 構成文化財 大正寺おけさ

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説明

北前船の寄港地、秋田・土崎港に注ぐ雄物川を20キロ以上遡った大正寺に伝承される、ハイヤ節が起源とされ北前船によりもたらされた芸能です。大正寺おけさ総踊りや芸能文化の祭典などは、雄和の夏の風物詩です。

関連サイト

都道府県

  • 秋田県

市町村

  • 秋田市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 民謡

所在地

秋田県秋田市雄和新波地区

参考資料

秋田・酒田交流事業リーフレット

関連情報

大正寺おけさまつり
毎年8月第3日曜日開催

他地域
との
つながり

熊本県天草市
(ハイヤ節のルーツとされる)

 構成文化財 昆布の手すき加工技術

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説明

昆布は北前船の重要な商品でした。北海道の昆布を北前船で上方に運んだことにより、昆布だしによる日本料理の向上、発展がもたらされました。秋田でもおぼろ昆布などで親しまれており、敦賀では、刃先をわずかに曲げた昆布包丁を秋田と呼んでいます。

関連サイト

都道府県

  • 秋田県

市町村

  • 秋田市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財

所在地

秋田県秋田市土崎地区

参考資料

秋田・酒田交流事業リーフレット

関連情報

福井県敦賀市
(昆布の手すき加工技術)

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