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 構成文化財 専長寺 松帆榭

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説明

北前船で財をなした豪商・銭屋五兵衛隠居所の茶室です。北前船で運ばれた仏具や庭石が残ります。専長寺は金石味噌屋町にある真宗大谷派の寺院です。創建は寛正6(1465)年で、寺号は蓮如により文明4(1472)年に名付けられました。現在の本堂は寛政9年(1797)年の再建です。松帆榭は本堂北側の土蔵に接して建つ茶室で、金石御塩蔵町にあった北前船の豪商・銭屋五兵衛の隠居所の茶室を移築したものと伝えられています。

関連サイト
  • いいね金沢公式ホームページ(専長寺本堂附棟札一枚・旧鬼瓦一対、松帆榭及び山門) https://is.gd/Zl5eFd

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 金沢市

類型

  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 建物

サイズ
構造等

木造平屋建桟瓦葺
建築面積:40㎡

所在地

石川県金沢市金石味噌屋町6-37
専長寺

年代

  • 1797年 再建

指定

金沢市指定文化財(2009年)

 構成文化財 中山家関係資料

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説明

北前船により繁栄した宮腰の歴史を顕す、町の年寄役家に伝わる資料です。この古文書群は、宮腰町の町年寄役・中山主計家に伝来したもので、近世資料5,152点と近代資料2,025点と明治以降の史料2,025点からなります。中山家は、江戸時代の宮腰町年寄役を代々世襲した商家で、加賀藩との交流や町年寄としての町方経営・港湾運営などの公的なものから中山家の由緒や家系、交誼や嗜好などの私的な内容のものまで幅広い資料が含まれています。

関連サイト

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 金沢市

類型

  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 文書

サイズ
構造等

近世文書:5,152点
明治以降:2,025点

所在地

石川県金沢市玉川町2-20
金沢市立玉川図書館近世史料館

指定

石川県指定文化財(1995年)

 構成文化財 観田家住宅 主屋・西塀・西蔵

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説明

北前船で財をなした廻船問屋・湊屋左太郎の住宅です。観田家住宅は金石の中心部にある町家住宅です。明治3(1870)年建築の数寄屋造りの建物は廻船問屋湊屋左太郎の屋敷と伝わっており、各所に質の高い意匠を見ることができます。主屋の玄関脇の腰板や西塀の横板には船の部材を用いるなど、北前船で富を築いた商家らしい特徴的な佇まいは、港町金石を代表する建築物の一つといえます。

関連サイト

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 金沢市

類型

  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 建物

サイズ
構造等

木像二階建て切妻造桟瓦葺妻入り
建築面積:252.7㎡(主屋・西蔵)
木像切り妻造鉄板葺
延長:11m(西塀)

所在地

石川県金沢市金石西2丁目12-3
個人宅

年代

  • 1870年

明治3(1870)年建築

指定

国登録有形文化財(2010年)
市指定保存建造物(2009年)

関連情報

内部非公開(個人宅)

 構成文化財 金石こまちなみ保存区域

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説明

北前船により繁栄した宮腰の古い町並み。町家や廻船問屋が往時の風情を醸します。金石は犀川河口の右岸にあって日本海に面する港町です。古くより海上交通の重要地であり、江戸時代には北前船の往来により様々なぶ物資が集まる加賀藩の交易の中心地して繁栄しました。通りには下見板張りの町屋が建ち並び、どことなく懐かしさを感じる港町のまちなみが広がっています。

関連サイト
  • いいね金沢公式ホームページ(金石こまちなみ保存区域) https://is.gd/IUxT8s

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 金沢市

類型

  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • まちなみ

サイズ
構造等

面積:1.6ha

所在地

石川県金沢市金石西1丁目2丁目地内

指定

金沢市こまちなみ保存条例

関連情報

公開

加賀市

加賀市の海沿いにある橋立、瀬越、塩屋は、北前船の船主を多く輩出した船主集落です。人々はもともと近江商人の船乗りとして従事しており、やがて独立し自身の船をもって経営する北前船主として成長しました。特に橋立・瀬越は大正時代の雑誌に「日本一の富豪村」と紹介されるほど繁栄を極めました。船主たちは故郷に豪壮な邸宅を建て、北前船で得た富をもって藩の財政を助け、新しいビジネスや公共事業にあてるなど地域の経済発展を支えました。

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概要

加賀市の海沿いにある橋立、瀬越、塩屋は、北前船の船主を多く輩出した船主集落です。人々はもともと近江商人の船乗りとして従事しており、やがて独立し自身の船をもって経営する北前船主として成長しました。特に橋立・瀬越は大正時代の雑誌に「日本一の富豪村」と紹介されるほど繁栄を極めました。船主たちは故郷に豪壮な邸宅を建て、北前船で得た富をもって藩の財政を助け、新しいビジネスや公共事業にあてるなど地域の経済発展を支えました。

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 加賀市

類型

  • 船主集落

類型

  • 船主集落

年代

  • 年代不明

関連
文化財

関連
サイト

 構成文化財 加賀市加賀橋立伝統的建造物群保存地区

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説明

橋立は加賀市北部の海岸線近くに位置し、北前船の船主・船頭らが居住した船主集落です。江戸時代後期の寛政8(1796)年には船主ら42名の名前がみえ、一大集落として発展しました。地区には江戸時代末から明治時代初期にかけて建てられた豪壮な船主・船頭の邸宅が軒を連ね、赤瓦の屋根と笏谷石で造られた石垣が特徴的です。北前船が繁栄した往時の面影を色濃く残しており、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

関連サイト

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 加賀市

類型

  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • まちなみ

サイズ
構造等

11ha

所在地

石川県加賀市橋立町

指定

国選定重要伝統的建造物群保存地区
(2005年)

参考資料

『加賀市橋立の町並み 伝統的建造物群保存対策調査報告書』(加賀市教育委員会発行、2004年)

関連情報

エリア内散策可

他地域
との
つながり

北海道小樽市
(橋立出身の船主の倉庫が現存)
北海道函館市(多くの船主が寄港し、別荘等を構えた)
北海道松前町(松前藩の御用船として船主が従事した)
滋賀県(近江商人の船乗りとして雇用されていた)

 構成文化財 旧酒谷長兵衛家住宅(加賀市北前船の里資料館)

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説明

橋立の北前船主・酒谷長兵衛家の邸宅。酒谷家は最大6隻の船を所有し、明治末まで船主として活躍しました。建物は明治5(1872)年の橋立村大火後に現在地に建てられ、明治10年に主屋が完成しました。約1000坪の敷地には主屋のほか、新座敷と土蔵7棟が当時のままに残っており、橋立で現存する船主邸宅の中では最大です。現在は「北前船の里資料館」として公開しています。

関連サイト

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 加賀市

類型

  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 建物

サイズ
構造等

約1,000坪
主屋(木造2階建)、新座敷、土蔵7棟

所在地

石川県加賀市橋立町イ乙1-1

年代

  • 1872年 建築-1877年 建築-1921年 増築
  • 江戸時代
  • 明治時代
  • 大正以後

明治5年建築 明治10年主屋建築 大正10年増築

指定

加賀市指定有形文化財
(建造物、2006年)

参考資料

『加賀市橋立の町並み 伝統的建造物群保存対策調査報告書』(加賀市教育委員会発行、2004年)

関連情報

加賀市北前船の里資料館として公開中
(1983年開館、有料)

他地域
との
つながり

北海道函館市
(別荘を所持、分家あり、9代当主・酒谷長俊(旧・三輪新吉)出身地)
大阪府大阪市(支店、別荘所持)
京都府京都市(別荘2棟所持)

 構成文化財 旧酒谷長一郎家住宅(北前船主屋敷蔵六園)

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説明

橋立の北前船主・酒谷長一郎家の邸宅。現・北前船の里資料館の酒谷長兵衛家の分家であり、建物は明治3(1870)年の建築とされます。明治以降に建てられた船主邸宅に特徴的なオエ(大広間)の建材をすべて赤漆塗りとしており、贅を極めた造りになっています。主屋や離れ、土蔵8棟などが国登録有形文化財になっており、現在は「北前船主屋敷 蔵六園」として公開されています。

関連サイト

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  • 石川県

市町村

  • 加賀市

類型

  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 建物

サイズ
構造等

主屋(木造2階建)、座敷、土蔵8棟、物置・下男小屋、門

所在地

石川県加賀市橋立町ラ47

年代

  • 1870年 創建
  • 明治時代
  • 大正以後

明治3年建築

指定

登録有形文化財(建造物、1999年)

参考資料

『加賀市橋立の町並み 伝統的建造物群保存対策調査報告書』(加賀市教育委員会発行、2004年)

関連情報

北前船主屋敷蔵六園として公開中

他地域
との
つながり

北海道函館市(市立函館博物館に「酒谷家文書」所蔵)

 構成文化財 忠谷家住宅

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説明

橋立の北前船主・忠谷久五郎家の邸宅です。天保年間前期(1830~1834)の建築で、石川県内に現存する船主邸宅としては最古と推定されます。建築当初から瓦葺きで建てられますが、構造の一部に茅葺き時代の手法が残っており、橋立集落における住居形態の展開を知ることができる貴重な建物です。忠谷家はもともと橋立の北前船主・寺谷家の船頭をつとめ、天保期に船主として独立し、北海道でニシン漁業も経営しました。

関連サイト

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 加賀市

類型

  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 建物

サイズ
構造等

主屋(木造一部2階)
新座敷、土蔵2棟

所在地

石川県加賀市橋立町ウ159番地1

年代

  • 1830年 建築
  • 江戸時代

指定

国指定重要文化財(建造物、2009年)

参考資料

『加賀市橋立の町並み 伝統的建造物群保存対策調査報告書』(加賀市教育委員会発行、2004年)

関連情報

非公開

他地域
との
つながり

北海道函館市
(住宅を所持。6代当主は函館生まれ。戦前まで生活)
サハリン(旧樺太に漁場を所有)

 構成文化財 三国仏壇(夏仏壇・冬仏壇)附仏具類一式

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説明

橋立の北前船主・酒谷長兵衛家の仏間に安置されていた仏壇。橋立周辺の船主家では、大小一対の仏壇を備え、当主が航海で家を不在にする春~秋は小さい「夏仏壇」を家族が用い、冬に当主がいる間は大きな「冬仏壇」を開けました。2つの仏壇を使い分けるという慣習は、北前船の船主集落として発展した橋立地区独自の信仰習俗です。仏壇は北前船の寄港地でもある三国(福井県坂井市)で造られ、特に冬仏壇は彫刻・金工・蒔絵等の技術に優れています。

関連サイト

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  • 石川県

市町村

  • 加賀市

類型

  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • その他

サイズ
構造等

夏仏壇:1基、冬仏壇:1基
夏仏壇仏具:13件、冬仏壇仏具:25件

所在地

石川県加賀市橋立町イ乙1-1
加賀市北前船の里資料館内

指定

加賀市指定有形文化財
(工芸品、2001年)

参考資料

『加賀市の文化財』
(加賀市教育委員会発行、2007年)

関連情報

一部、加賀市北前船の里資料館で展示

他地域
との
つながり

福井県坂井市
(三国産の仏壇の生産地)