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高岡市

高岡市伏木には江戸時代から大正時代にかけて、最盛期には大小30軒ほどの廻船問屋があり、北前船の寄港地として栄えました。伏木の北前船は、越中各地から集められた米を北海道や大阪まで運ぶとともに、各地で買積した商品を売りさばき、加賀藩に莫大な富をもたらしたのです。また、鋳物製造が盛んな高岡で作られた「ニシン釜」や「塩釜」などの鉄製品、そして香炉・花瓶・仏具などの銅製品も、北前船で全国各地に運ばれました。高岡銅器は、伝統的工芸品として、今も高岡の職人にその技術が引き継がれています。

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概要

高岡市伏木には江戸時代から大正時代にかけて、最盛期には大小30軒ほどの廻船問屋があり、北前船の寄港地として栄えました。伏木の北前船は、越中各地から集められた米を北海道や大阪まで運ぶとともに、各地で買積した商品を売りさばき、加賀藩に莫大な富をもたらしたのです。また、鋳物製造が盛んな高岡で作られた「ニシン釜」や「塩釜」などの鉄製品、そして香炉・花瓶・仏具などの銅製品も、北前船で全国各地に運ばれました。高岡銅器は、伝統的工芸品として、今も高岡の職人にその技術が引き継がれています。

都道府県

  • 富山県

市町村

  • 高岡市

類型

  • 寄港地

類型

  • 寄港地

年代

  • 年代不明

関連
文化財

関連
サイト

 構成文化財 旧秋元家住宅(高岡市伏木北前船資料館)

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説明

秋元家は、文化年間(1804~1818)以前より現在地で海運を生業とした旧家である。屋号は本江屋で、当初は船頭や水主などの宿泊施設であったが、時代が下るにつれて長生丸や幸徳丸といった船を持つ廻船問屋として栄えた。土蔵は2階建てで、調度蔵と衣装蔵の屋根の上には、港への船の出入りを見張るための望楼が設けられている。

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類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 建物

サイズ
構造等

主屋は切り妻造り 一部2階建て
妻入り 梁や束、黒壁の構成が美しいアヅマダチの形式
土蔵2階建て 望楼あり

所在地

富山県高岡市伏木古国府7-49

年代

  • 1887年 再建

明治20年の大火後、再建

指定

高岡市指定有形文化財(1998年)

関連情報

公開

 構成文化財 旧伏木測候所庁舎・測風塔(高岡市伏木気象資料館)

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説明

伏木在住の廻船問屋藤井能三氏らによって建設され、明治期に建設され築後約100年を有する近代化遺産のひとつとして、伏木地区における象徴的な建造物であるとともに、全国的にも希少なわが国気象観測の発展をうかがい知ることのできる建物である。伏木特別地域気象観測所(旧伏木測候所)として全国に日々気象データを供給しており、100年以上日々欠かすことなく気象情報を記録しつづけていている。

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類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 建物

所在地

富山県高岡市伏木古国府12-5

年代

  • 1883年 設置-1909年 移転
  • 明治時代

明治16年設置 明治42年移転

指定

国登録有形文化財(2006年)

関連情報

公開
(2006年開館、2017年リニューアル)

 構成文化財 伏木神社

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説明

北前船の船主や船頭が、海上安全を祈って鳥居や燈籠、玉垣などを奉納してきた神社です。明治16(1883)年に改称されるまで社号は「神明社」でした。もとは伏木村の本郷に接する「蔵ケ浜」と呼ばれる海浜にありましたが、波浪の浸食を受け文化10(1813)年に現在地へ遷座しました。

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類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 建物

所在地

富山県高岡市伏木東一宮17-2

年代

  • 1813年 遷座-1883年

文化10年遷座 明治16年改称

指定

未指定

参考資料

『越中伏木湊と海商百家』
(勝山敏一、1995年)

 構成文化財 伏木神社春季例大祭の祭礼行事

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説明

北前船寄港の海岸鎮護・海上安全祈願のため曳山を建造した起源をもつ勇壮な行事。別称「けんかやま」と言われ毎年5月15日に行われる。地元の若連中が、勇壮な曳台を伏木の街中引き廻し、日本海に春が来たことを告げる重要な祭りです。「かっちゃ」では、6台のやまがそれぞれ、別の町のやまと全力でぶつかり合う。お互いの見栄を切りあうという、荒々しくも神々しい、この祭りのクライマックスであり、多くの観光客も訪れる。

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類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 祭礼

所在地

富山県高岡市伏木

指定

高岡市指定無形民俗(1985年7月8日)

 構成文化財 伏木帆柱起し祝唄

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説明

北前船航海の安全祈願として歌われた船方節です。出港準備は帆柱起しから始まります。春になると航路の安全を祈って、船乗りや住民が浜に集まり、この唄を歌いながら船の帆柱を立てたといわれています。鉦・太鼓を打ち鳴らし、浜は独自の賑わいを呈していたと伝えられます。

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  • 高岡市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 民謡

所在地

富山県高岡市伏木

 構成文化財 勝興寺唐門

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説明

京都から北前船によって運ばれてきたとされる唐門です。京都の興正寺において明和6(1769)年に建造されたもので、明治26(1893)年に現在の場所に移築されました。檜皮葺の屋根は北陸地方では極めて稀なものとして貴重です。

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類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 建物

サイズ
構造等

四脚門、切妻造
前後唐破風邪造、銅板葺

所在地

富山県高岡市伏木古国府17-1

年代

  • 1769年 建築
  • 江戸時代

明和6年建築

指定

国指定重要文化財(1988年1月13日)

参考資料

『勝興寺境内の文化財的価値に関する調査研究報告書』(2019年)、『本坊一般公開記念 勝興寺展』(高岡市美術館〔公益財団法人 高岡市民文化振興事業団〕、2018年)

関連情報

公開

他地域
との
つながり

京都府京都市
(唐門が建造された興正寺の所在地)

 構成文化財 吉久の町並み(能松家、有藤家、丸谷家他)

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説明

吉久は、藩政時代に加賀藩の年貢米を収納する御蔵が設置され発展した町です。その年貢米は対岸の伏木から船で江戸や大坂などに出荷し、売却されました。明治期以降は、吉久の有力町民が合同で米穀売買や倉庫業に進出して栄え、地元では米商(べいしょう)や蔵仲間と呼ばれました。旧道沿いの町並みは幕末から昭和初期にかけて建てられた町家が残り、小矢部川の河口部に栄えた歴史的風致を今日まで伝えています。

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  • 高岡市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • まちなみ

所在地

高岡市吉久2丁目及び3丁目の各一部

指定

重要伝統的建造物群保存地区
(2020年12月23日)

 構成文化財 菅野家住宅

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説明

北海道との通商で巨万の富を築いた高岡有数の商家。明治中期から銀行や高岡電灯、高岡紡績などを起業し、高岡の近代化に貢献する一方、政界にも進出し、高岡政財界の中心的な存在として活躍した。明治35年に建築された高岡の代表的な土蔵造りの町家。菅野家は、現在も住居として使用されているが、ミセノマ、ホンザシキ、ブツマなどを一般に公開している。

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類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 建物

サイズ
構造等

土蔵造 建築面積288.45㎡ 2階建
桟瓦葺 背面西方浴室 便所附属

所在地

富山県高岡市木舟町36

年代

  • 1902年 建築
  • 明治時代

明治35年建築

指定

国指定重要文化財(1994年)

関連情報

公開(休館中)

 構成文化財 高岡鋳物の制作用具及び製品

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説明

北前船交易で高岡から全国に出荷された塩釜・鰊釜など、江戸時代以降高岡鋳物の製作に用いられた用具類とその製品です。鋳造、仕上げ、研磨、彫金、象嵌、着色などの各工程に関する用具が網羅的に収集され、高岡鋳物の生産工程を知ることができます。

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類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • その他

サイズ
構造等

1,561点

所在地

富山県高岡市金屋町1-5
高岡市鋳物資料館

年代

  • 1611年 開始
  • 江戸時代
  • 明治時代

指定

国登録有形民俗(2011年3月9日)

関連情報

公開(2005年開館)

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