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浜田市

浜田市には、外ノ浦・瀬戸ヶ島・長浜の三つの港があり、中でも外ノ浦は北前船の西廻り航路の風待ち港および瀬戸内方面への中継点として栄えた浜田藩最大の貿易港でした。外ノ浦の特徴は、山に抱かれたわずかな平地に、廻船問屋をはじめとした小規模な集落が形成されていた点です。そして江戸時代から変わることのない、深く入り込んだ湾の風景が、寄港地の面影を今でも色濃く残しています。

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概要

浜田市には、外ノ浦・瀬戸ヶ島・長浜の三つの港があり、中でも外ノ浦は北前船の西廻り航路の風待ち港および瀬戸内方面への中継点として栄えた浜田藩最大の貿易港でした。外ノ浦の特徴は、山に抱かれたわずかな平地に、廻船問屋をはじめとした小規模な集落が形成されていた点です。そして江戸時代から変わることのない、深く入り込んだ湾の風景が、寄港地の面影を今でも色濃く残しています。

都道府県

  • 島根県

市町村

  • 浜田市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

年代

  • 年代不明

関連
文化財

関連
サイト

 構成文化財 外ノ浦の町並み

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説明

外ノ浦は、全長約1キロ、最大幅200mを測る深い入江で、浜田城下町に接する浜田藩最大の港でした。山に抱かれた立地にあるため、風待ちの港として多くの北前船で賑わい、湾内のわずかな平地には廻船問屋が建ち並んでいました。現在の外ノ浦は、大規模な区画工事等が行われなかったため、江戸時代に栄えた港の面影を残しています。湾の南側に位置する水ヶ谷には、北前船の乗員たちから信仰を集めた金刀比羅神社もあり、宝暦9(1759)年の年号が刻まれた瀬戸内産花崗岩製鳥居が往時の繁栄を想起させます。

関連サイト
  • なつかしの国岩見・島根県西部公式観光サイト(日本遺産北前船寄港地 外ノ浦) https://is.gd/05XMOq

都道府県

  • 島根県

市町村

  • 浜田市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • まちなみ

所在地

島根県浜田市外ノ浦町

関連情報

公開

 構成文化財 日和山方角石

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説明

天保5(1834)年に日和山に置かれ、方角や十二支が彫り込まれ方角が示されている円柱状の石です。日和山に当時のまま残っている19の方角石の内の1つ。外ノ浦日和山の中国遊歩道沿い標高85m、西に向かって日本海が広く見える位置に設置されている方角石。船乗達は、方角石で風・潮などを確認し出発の時を決めました。花崗岩の円柱上面には針金と○、東、南、西と十二支を彫り込んで方角を示しています。円柱の側面に「天保五年六月 日 世話人 出雲屋傳治郎 因幡屋藤兵衛 石見屋榮吉」と刻まれています。日和山の方角石が現存している例は少なく山陰では浜田のみです。昭和51(1976)年、浜田市指定文化財となりました。

関連サイト

都道府県

  • 島根県

市町村

  • 浜田市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 日和山
  • 石造物(灯籠、玉垣など)

所在地

島根県浜田市外ノ浦町

年代

  • 1834年 設置
  • 江戸時代

天保5年

指定

浜田市指定文化財
(1976年)

関連情報

公開

 構成文化財 自唐鐘浦至長浜浦海岸絵図

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説明

唐鐘(浜田市国分町)から長浜(浜田市長浜町)までの海岸を描いた彩色絵図です。外ノ浦湊を中心に、瀬戸ヶ島湊や長浜湊での廻船の入津、出帆や停泊の様子が描かれています。外ノ浦の地名、水深を朱書きし、外ノ浦湊を出入りする船や廻船の停泊場所、家屋等が詳しく描かれています。裏書に「文化二丑年三月十六日 調之 佐々木八左衛門」とあります。

関連サイト

都道府県

  • 島根県

市町村

  • 浜田市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 絵図

サイズ
構造等

縦84㎝×横303㎝

所在地

島根県浜田市外ノ浦
個人蔵

年代

  • 1805年 製作

文化2年

指定

浜田市指定文化財
(1997年)

関連情報

非公開

 構成文化財 諸国御客船帳

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説明

外ノ浦に行き来した船の種類や入港日、取引した荷物の内容などが細かく記録されています。米屋に残された客船帳(個人蔵)は21帖綴のものと15帖綴のものとがあり、21帖綴のものは、延享元(1744)年~明治42(1909)年の間に6349艘の廻船の記載があります。彩色された船形は、和船、合子船、西洋型船(補助機関、発動船)と変遷する過程を知ることができ、造船学上からも貴重です。

関連サイト

都道府県

  • 島根県

市町村

  • 浜田市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 文書

サイズ
構造等

21帖綴
縦22.1cm×横12.8cm 厚さ18.9cm
15帖綴
縦16.5cm×横12cm 厚さ11.8cm

年代

  • 1744年以後-1909年以前
  • 明治時代

延享元年~明治42年

指定

浜田市指定文化財
(2002年)

参考資料

柚木学編『諸国御客船帳 上・下』(清文堂出版、1977年)
柚木学編『近代海運史料』(清文堂出版、1992年)

関連情報

非公開

 構成文化財 旧白鳥番屋(石狩市はまます郷土資料館)

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説明

北前船が運んだニシン〆粕を生み出した漁場建築です。安政3年(1856)年、白鳥栄作が鰊漁業を経営したことが白鳥場所の始まりであり、2代目となる白鳥浅吉によって明治32(1899)年に建設されました。現在は、石狩市はまます郷土資料館として活用されており、当時の様子を再現した人形、ジオラマ、当時使用されていた漁具等を展示しています。また、建築様式についても当時のままの姿で残されており、鰊漁によってもたらされた栄華の面影が垣間見えます。

関連サイト

都道府県

  • 北海道

市町村

  • 石狩市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 建物

所在地

石狩市浜益区浜益77-1

年代

  • 1899年 建築

明治32年建築

指定

石狩指定文化財(第6号、1981年)
*旧浜益村指定文化財の指定日

参考資料

一般社団法人石狩観光協会「石狩宝自慢」、石狩市企画経済部商工労働観光課「石狩を繁栄させた鮭漁・鰊漁と宝船」、石狩市(厚田地域着地型観光まちづくり協議会)「意外にいいね!北石狩ドライブマップ」、石狩市企画経済部商工労働観光課「いしかりこどもたんけんBOOK!!」、石狩市浜益支所生涯学習課・文化財課「はまます郷土資料館」、石狩市郷土資料館「浜益鰊場物語」、石狩市浜益支所(石狩伝統文化実行委員会)「石狩市・北部エリア」

関連情報

入館料:300円 
毎週火曜日及び冬季間閉館

他地域
との
つながり

北海道小樽市
(祝津地区の旧白鳥番屋)

 構成文化財 浜益沖揚げ音頭

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説明

北前船が運んだニシンを獲る漁民の労働歌です。ニシンが姿を消して、時が過ぎた平成元(1989)年に、地域の郷土史研究グループが、かつての船頭さんたちに呼びかけ、幌の番屋を舞台に沖揚げ音頭を唄ってもらったことを契機に保存の機運が高まりました。現在は、地域各団体によって保存会が組織され、浜益小学校と浜益中学校の児童生徒の活動として保存されています。令和元(2019)年10月に開催された北前船寄港地フォーラムでも披露されました。

関連サイト

都道府県

  • 北海道

市町村

  • 石狩市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 民謡

所在地

北海道石狩市

参考資料

石狩市企画経済部商工労働観光課「石狩を繁栄させた鮭漁・鰊漁と宝船」、石狩ニューツーリズム協議会/石狩市浜益支所地域振興課「浜益歴史ガイドブック」、石狩市郷土資料館「浜益鰊場物語」、石狩市浜益支所(石狩伝統文化実行委員会)「石狩市・北部エリア」

関連情報

毎年「はまますふるさと祭り」(9月)で披露

瀬越町白山神社船絵馬①

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類型

  • 寄港地

輪島市

能登半島は日本海に大きく突き出すその地理的条件のため、古くから日本海側沿岸の海運の要衝として発展しました。輪島市門前町(黒島地区)は北前船主らが居住した地で、北前船がもたらした文化の足跡が今も数多く残っています。角海家は廻船問屋として活躍し、家屋とともに豪華な収蔵品も残されており、かつての繁栄ぶりを今日まで伝えています。

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概要

能登半島は日本海に大きく突き出すその地理的条件のため、古くから日本海側沿岸の海運の要衝として発展しました。輪島市門前町(黒島地区)は北前船主らが居住した地で、北前船がもたらした文化の足跡が今も数多く残っています。角海家は廻船問屋として活躍し、家屋とともに豪華な収蔵品も残されており、かつての繁栄ぶりを今日まで伝えています。

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 輪島市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

年代

  • 年代不明

関連
文化財

関連
サイト

 構成文化財 船絵馬群(4)塩谷神社

塩谷神社第二鳥居前の絵馬堂内に船絵馬が30面奉納されていました(現在は収蔵庫に保管)。塩谷神社は、延宝2(1674)年に創祀したと伝わります。第二鳥居の奥にある灯籠は越前産の笏谷石製で、本殿近くには出雲狛犬、尾道石工による灯籠があり、船絵馬とともに当時の北前船による各地とのつながりを示す遺産といえます。

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概要

塩谷神社第二鳥居前の絵馬堂内に船絵馬が30面奉納されていました(現在は収蔵庫に保管)。塩谷神社は、延宝2(1674)年に創祀したと伝わります。第二鳥居の奥にある灯籠は越前産の笏谷石製で、本殿近くには出雲狛犬、尾道石工による灯籠があり、船絵馬とともに当時の北前船による各地とのつながりを示す遺産といえます。

都道府県

  • 北海道

市町村

  • 小樽市

類型

  • 寄港地

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 奉納物
  • 船絵馬

所在地

北海道小樽市塩谷2-20-20

年代

  • 年代不明
  • 明治時代
  • 大正以後

種別

  • 構成文化財
  • 奉納物
  • 船絵馬

所在地

北海道小樽市塩谷2-20-20

年代

  • 年代不明
  • 明治時代
  • 大正以後

参考資料

高野宏康「小樽の北前船遺産・船絵馬(その四)」『月刊小樽學』(NPO法人歴史文化研究所、通巻第140号、2020年11月号)、高野宏康「鹽谷神社」『小樽チャンネルMagazine』(Vol.56、2020年7月号)

関連情報

塩谷神社事務所申し出により見学可

他地域
との
つながり

新潟県佐渡市(船絵馬奉納者の出身地)
秋田県秋田市(船絵馬奉納者の出身地)

関連
サイト