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 構成文化財 北前船関係古写真

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説明

明治時代の小樽港や忍路湾に入港する帆船や汽船を撮影した200点を越える貴重な写真群。多数の船が来航する写真からは、当時の小樽の繁栄の様子が一目瞭然です。一部は小樽市総合博物館運河館で展示されています。

関連サイト

都道府県

  • 北海道

市町村

  • 小樽市

資料番号

01-3-6-1

類型

  • 寄港地
  • 小樽

種別

  • 構成文化財
  • 写真

所在地

北海道小樽市色内2-1-20
小樽市総合博物館運河館

参考資料

小樽市総合博物館監修『小樽なつかし写真帖 総集編』(北海道新聞小樽支社、2008年)、菅原慶郎「明治期小樽における大型船の種類」『月刊小樽學』(NPO法人歴史文化研究所、通巻第126号、2019年9月号)

関連情報

小樽市総合博物館運河館で閲覧可

他地域
との
つながり

福井県南越前町(北前船主・右近家の持ち船、八幡丸を撮影した写真)

 構成文化財 西川家文書

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説明

江戸時代の場所請負人であり、北前船による廻船業も営んだ西川家の文書です。「商店日誌」には、小樽の堺町、高島、忍路にあった西川家の支店と各地の取引状況や、小樽のまちの様子などが詳しく記載されています。小樽市総合博物館運河館に所蔵されています。

関連サイト

都道府県

  • 北海道

市町村

  • 小樽市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 文書

所在地

北海道小樽市色内2-1-20
小樽市総合博物館運河館

指定

小樽市指定有形文化財(2021年)

参考資料

『西川家文書目録』(小樽市博物館、1984年)、中西聡『海の富豪の資本主義ー北前船と日本の産業化ー』(2009年)、菅原慶郎「明治中期におけるニシン漁夫の雇用システム ~住吉屋西川家を事例に~」(『小樽商科大学 人文研究』140号、2020年)

関連情報

小樽市総合博物館運河館の常設展示で一部閲覧可

他地域
との
つながり

北海道松前町(支店・分店の所在地)
滋賀県近江八幡市
(西川伝右衛門家の出身地)

 構成文化財 北前船が運んだ石造物

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説明

北前船でバラストとして積まれてきた瀬戸内海で採れた石を使用した石造物群です。
【常光寺の常夜燈と手洗石】
6代目野村治三郎の持船によって積まれ運ばれてきた御神燈です。瀬戸内海から運ばれてきた手洗石もあります。
【西光寺の手洗石】
加州橋立(石川県加賀市)の商人・小餅屋六兵衛と野辺地の商人・西村金之丞によって寄進されました。いつ頃寄進されたものかは判明していません。
【愛宕公園の石畳】
かつて野辺地の本町に敷かれていた石畳。現在は愛宕公園の階段に使われています。石の産地は瀬戸内海の小豆島で、北前船を安定させるため船底に積まれた石(バラスト)として運ばれてきました。
【野辺地八幡宮の御神燈】
北前船主・野村家を中心とした商人等によって建立されました。

関連サイト

都道府県

  • 青森県

市町村

  • 野辺地町

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 石造物(灯籠、玉垣など)

所在地

定光寺(青森県上北郡野辺地町)
西光寺(青森県上北郡野辺地町寺ノ沢90)
愛宕公園(青森県上北郡野辺地町寺ノ沢56)
野辺地八幡宮(青森県上北郡野辺地町笹館12)

関連情報

見学可

他地域
との
つながり

石川県加賀市(西光寺の手洗石の寄進者の一人・小餅谷六兵衛の出身地・橋立)

 構成文化財 のへじ祇園まつり

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説明

野辺地八幡宮例祭の際に行われる山車行事です。北前船によって伝わったとされています。祭礼は少なくとも明治時代から行われており、現在は「のへじ祇園まつり」と称し、野辺地の夏祭りとして親しまれています。野辺地の山車行事は、下北地方の「船山車」と、南部地方の「風流山車」の二種類の山車を見ることができることが特徴です。下北・南部の境目で、北前船の寄港地であるため、多様な人が集まった結果生まれたお祭りの形態と言えます。

都道府県

  • 青森県

市町村

  • 野辺地町

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 祭礼

所在地

野辺地町内

指定

野辺地町無形民俗文化財(2018年)

 構成文化財 河原決明の茶がゆ

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説明

北前船によって伝えられたとされる「河原決明」(かわらけつめい)を焙じて作ったお茶で炊いたお粥です。旦那衆とよばれた商人たちが好んでよく食べていたといわれます。「隣町までかゆのすする音がする」と言われるほど食べられていた茶がゆは、現在では野辺地を代表する郷土料理として現在まで受け継がれています。

関連サイト

都道府県

  • 青森県

市町村

  • 野辺地町

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財

所在地

野辺地町内

白山市

白山から流れ出す手取川の河口に位置する白山市美川は、室町時代から全国有数の港町でした。江戸時代には、加賀藩の米などを運ぶ回船業が発達し、北前船の時代に絶頂期を迎えました。藤塚神社の春季例大祭「おかえり祭り」では、北前船主が寄贈した豪華絢爛な神輿が御旅所に鎮座し、北前船で各地へ運ばれた「美川仏壇」の技法を駆使した豪華な十三基の台車が練り歩きます。また、手取川を越えると、明治時代に活躍した船主、二代目熊田源太郎の約一万四千冊に及ぶ蔵書を保存・公開している「呉竹文庫」があり、北前船主の財力を知ることができます。

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概要

白山から流れ出す手取川の河口に位置する白山市美川は、室町時代から全国有数の港町でした。江戸時代には、加賀藩の米などを運ぶ回船業が発達し、北前船の時代に絶頂期を迎えました。藤塚神社の春季例大祭「おかえり祭り」では、北前船主が寄贈した豪華絢爛な神輿が御旅所に鎮座し、北前船で各地へ運ばれた「美川仏壇」の技法を駆使した豪華な十三基の台車が練り歩きます。また、手取川を越えると、明治時代に活躍した船主、二代目熊田源太郎の約一万四千冊に及ぶ蔵書を保存・公開している「呉竹文庫」があり、北前船主の財力を知ることができます。

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 白山市

類型

  • 寄港地

類型

  • 寄港地

年代

  • 年代不明

関連
文化財

 構成文化財 藤塚神社

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説明

北前船主等が信仰し、奉納物が残る神社です。藤塚神社は白山市美川南町に鎮座する美川地域の産土神で、幕末までは藤塚山王社と呼ばれていました。明治元(1868)年、本吉日吉社に改称した後、明治7(1874)年に現在の藤塚神社となりました。神社の記録では天保7(1836)年に社殿を再建、明治6(1873)年に本殿を北向きから西向きにして東方へ移し、同年拝殿を再建したと伝えられます。境内社の琴平神社は、安政6(1859)年の建築といわれます。北前船主等が信仰した神社で、北前船模型等の奉納物が残されています。「美川のおかえり祭り」は藤塚神社の春季例大祭で、石川県指定無形民俗文化財となっています。

関連サイト

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 白山市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 奉納物
  • 建物

所在地

石川県白山市美川南町ヌ167

関連情報

公開

 構成文化財 藤塚神社奉納物

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説明

北前船主等が航行の安全等を祈願、奉納した奉納額や北前船の模型等です。藤塚神社には絵馬や船模型等の奉納品があります。奉納額は拝殿に、神馬、俳額(句額)、素謡番組扁額があり、海上交通の守り神として信仰される琴平宮には、天狗面、銅矛、鳥居形の奉納額、明治期の船絵馬やイナウ奉納額等が奉納され、北前船の交流を窺うことができます。その他、琴平宮には社号額が3点あり、社名の変遷を知ることができます。船模型は、琴平宮に大正2(1913)年奉納の旭丸模型があり、社殿には、幕末から明治時代にかけ奉納された金比羅丸と宝来丸の模型があります。

関連サイト

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 白山市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 奉納物
  • 船模型
  • その他

サイズ
構造等

船絵馬 模型 イナウ奉納額

所在地

石川県白山市美川南町ヌ167

関連情報

公開

他地域
との
つながり

北海道余市町
(イナウ奉納額の製作地)

関連
文化財

 構成文化財 御酒(ごんしゅう)

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説明

北前船主が催した宴会等でうたわれた唄です。白山市美川地区には北前船の船方による祭りの祝い唄として「御酒」という民謡が伝承されてきました。キシュウ(起舟)行事や婚礼、家の新築時の建前などの祝賀の席でも盛んに唄われたといわれます。本吉湊での「帆柱起こし」や「立志式」、白山比咩神社の「御贄祭り」でも唄う慣習でした。「御酒」は声を細めて唄う「ほそり節」に似るので「ほそり」ともいいます。一説には、佐賀県北西部の馬渡島で唄われた「まだら節」が北上し伝わったものといわれます。唄の途中に誉め言葉が入るのも特徴といえます。昭和57年(1982)年、美川町無形民俗文化財に指定されました。

関連サイト

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 白山市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 民謡

所在地

石川県白山市美川地区

指定

白山市指定無形民俗文化財(1982年)

 構成文化財 おかえり祭り

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説明

白山市美川南町にある藤塚神社の春季例大祭です。御旅所には北前船主が寄進した神輿が鎮座し、北前船で各地に運ばれた美川仏壇の技法を駆使して作られた台車が練り歩きます。祭りの形態は、初日は神輿が、神社から高浜の御旅所まで全町を渡御し、翌日の夜におかえり筋にあたる町内を通って翌朝の未明に神社へかえります。13基の台車とラッパを吹奏する青年団員が御輿の先導にあたります。台車は3輪の曳山で、美川仏壇の技術の粋を集めたものです。おかえり筋の町が毎年交替して御旅所から帰還の道中の所役にあたる慣行は、この祭り独特のものといえます。旧神輿は北前船主紺屋三郎兵衛が寄進しました。近世期に北前船の港町として繁栄した本吉町の伝統を伝えるとともに、民俗学的にも貴重な祭礼行事です。

関連サイト

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 白山市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 祭礼

所在地

白山市美川地区

指定

石川県指定無形民俗文化財(2001年)

関連情報

毎年5月の第3土日に開催