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 構成文化財 瀬越町白山神社所蔵船絵馬

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説明

瀬越は広海家や大家家をはじめ、加賀を代表する北前船主たちの住む集落として栄えました。北前船ゆかりの地域では、船主や船乗りが航海の安全祈願や無事航海を終えたことを感謝し、自身の船を描いた船絵馬を奉納しています。瀬越町白山神社には、加賀市内で最多の53面の船絵馬が残されています。

関連サイト

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 加賀市

類型

  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 奉納物
  • 船絵馬

サイズ
構造等

53面

所在地

石川県加賀市大聖寺瀬越町

年代

  • 1867年以後 奉納
  • 江戸時代
  • 明治時代
  • 大正以後

指定

加賀市指定有形文化財
(歴史資料、1993年)

参考資料

『加賀市の船絵馬』(加賀市教育委員会事務局文化課、2013年)
『加賀市の文化財』(加賀市教育委員会発行、2007年)

関連情報

一部、加賀市北前船の里資料館で展示

他地域
との
つながり

大阪府大阪市
(絵馬を描いた絵馬師・絵馬藤)

 構成文化財 出水神社

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説明

平安時代に編纂された『延喜式』神名帳に記録があり、古来より漁業・海運業の神として祀られ、北前船主からも信仰されてきました。当初は海岸近くにありましたが、やがて海に沈み、明治5(1872)年に現在地へ移されています。絵馬堂には橋立村の船主や船頭、船乗りから奉納された船絵馬が数多く残されており、また、境内には大阪や敦賀の船乗りたちからも奉納された鳥居や石灯籠、玉垣などがあります。

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都道府県

  • 石川県

市町村

  • 加賀市

類型

  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 建物
  • 船絵馬

サイズ
構造等

本殿、拝殿、絵馬堂、手水屋

所在地

石川県加賀市橋立町ホ1甲

年代

  • 1872年 遷座
  • 明治時代
  • 大正以後

明治5年遷座

指定

未指定

参考資料

『加賀市橋立の町並み 伝統的建造物群保存対策調査報告書』(加賀市教育委員会発行、2004年)

関連情報

境内見学可

他地域
との
つながり

【境内の玉垣等の奉納者】
福井県敦賀市、岡山県倉敷市、大阪府大阪市、徳島県徳島市

 構成文化財 福井別院 橋立支院

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説明

元は因随寺という寺があった場所で、明治5(1872)年の橋立村の大火で焼失した後、北前船主の寄付により、明治12(1879)年に真宗大谷派福井別院の支院として再建されました。本堂は内部まで豪奢な造りになっており、意匠をこらした建物です。

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都道府県

  • 石川県

市町村

  • 加賀市

類型

  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 建物

サイズ
構造等

本堂、御殿、山門、鐘楼

所在地

石川県加賀市橋立町ム168

年代

  • 1879年 設置-1906年 建立
  • 明治時代

指定

未指定

参考資料

『加賀市橋立の町並み 伝統的建造物群保存対策調査報告書』(加賀市教育委員会発行、2004年)

関連情報

境内見学可

 構成文化財 山中節

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説明

山中節は北前船の船頭衆が松前追分を湯の中で唄い、それを浴衣娘(ゆかたべ)たちが山中なまりで真似たのが始まりとされています。帰郷した船乗りたちは山中温泉や山代温泉へ湯治に行き、航海の疲れを癒しました。「忘れしゃんすな山中道を…」とはじまる哀愁ある歌詞は、船頭衆らへの想いが込められているのかもしれません。

関連サイト

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 加賀市

類型

  • 船主集落

種別

  • 構成文化財
  • 民謡

所在地

石川県加賀市山中温泉

指定

加賀市指定無形文化財(民俗文化財、1962年)

参考資料

『加賀市の文化財』(加賀市教育委員会発行、2007年)

関連情報

山中座で山中節踊りが定期上演

他地域
との
つながり

北海道松前町(山中節の原型とされる松前追分を船頭らが唄っていた)

輪島市

能登半島は日本海に大きく突き出すその地理的条件のため、古くから日本海側沿岸の海運の要衝として発展しました。輪島市門前町(黒島地区)は北前船主らが居住した地で、北前船がもたらした文化の足跡が今も数多く残っています。角海家は廻船問屋として活躍し、家屋とともに豪華な収蔵品も残されており、かつての繁栄ぶりを今日まで伝えています。

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概要

能登半島は日本海に大きく突き出すその地理的条件のため、古くから日本海側沿岸の海運の要衝として発展しました。輪島市門前町(黒島地区)は北前船主らが居住した地で、北前船がもたらした文化の足跡が今も数多く残っています。角海家は廻船問屋として活躍し、家屋とともに豪華な収蔵品も残されており、かつての繁栄ぶりを今日まで伝えています。

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 輪島市

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

類型

  • 寄港地
  • 船主集落

年代

  • 年代不明

関連
文化財

関連
サイト

白山市

白山から流れ出す手取川の河口に位置する白山市美川は、室町時代から全国有数の港町でした。江戸時代には、加賀藩の米などを運ぶ回船業が発達し、北前船の時代に絶頂期を迎えました。藤塚神社の春季例大祭「おかえり祭り」では、北前船主が寄贈した豪華絢爛な神輿が御旅所に鎮座し、北前船で各地へ運ばれた「美川仏壇」の技法を駆使した豪華な十三基の台車が練り歩きます。また、手取川を越えると、明治時代に活躍した船主、二代目熊田源太郎の約一万四千冊に及ぶ蔵書を保存・公開している「呉竹文庫」があり、北前船主の財力を知ることができます。

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概要

白山から流れ出す手取川の河口に位置する白山市美川は、室町時代から全国有数の港町でした。江戸時代には、加賀藩の米などを運ぶ回船業が発達し、北前船の時代に絶頂期を迎えました。藤塚神社の春季例大祭「おかえり祭り」では、北前船主が寄贈した豪華絢爛な神輿が御旅所に鎮座し、北前船で各地へ運ばれた「美川仏壇」の技法を駆使した豪華な十三基の台車が練り歩きます。また、手取川を越えると、明治時代に活躍した船主、二代目熊田源太郎の約一万四千冊に及ぶ蔵書を保存・公開している「呉竹文庫」があり、北前船主の財力を知ることができます。

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 白山市

類型

  • 寄港地

類型

  • 寄港地

年代

  • 年代不明

関連
文化財

 構成文化財 藤塚神社

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説明

北前船主等が信仰し、奉納物が残る神社です。藤塚神社は白山市美川南町に鎮座する美川地域の産土神で、幕末までは藤塚山王社と呼ばれていました。明治元(1868)年、本吉日吉社に改称した後、明治7(1874)年に現在の藤塚神社となりました。神社の記録では天保7(1836)年に社殿を再建、明治6(1873)年に本殿を北向きから西向きにして東方へ移し、同年拝殿を再建したと伝えられます。境内社の琴平神社は、安政6(1859)年の建築といわれます。北前船主等が信仰した神社で、北前船模型等の奉納物が残されています。「美川のおかえり祭り」は藤塚神社の春季例大祭で、石川県指定無形民俗文化財となっています。

関連サイト

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 白山市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 奉納物
  • 建物

所在地

石川県白山市美川南町ヌ167

関連情報

公開

 構成文化財 藤塚神社奉納物

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説明

北前船主等が航行の安全等を祈願、奉納した奉納額や北前船の模型等です。藤塚神社には絵馬や船模型等の奉納品があります。奉納額は拝殿に、神馬、俳額(句額)、素謡番組扁額があり、海上交通の守り神として信仰される琴平宮には、天狗面、銅矛、鳥居形の奉納額、明治期の船絵馬やイナウ奉納額等が奉納され、北前船の交流を窺うことができます。その他、琴平宮には社号額が3点あり、社名の変遷を知ることができます。船模型は、琴平宮に大正2(1913)年奉納の旭丸模型があり、社殿には、幕末から明治時代にかけ奉納された金比羅丸と宝来丸の模型があります。

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都道府県

  • 石川県

市町村

  • 白山市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 奉納物
  • 船模型
  • その他

サイズ
構造等

船絵馬 模型 イナウ奉納額

所在地

石川県白山市美川南町ヌ167

関連情報

公開

他地域
との
つながり

北海道余市町
(イナウ奉納額の製作地)

関連
文化財

 構成文化財 御酒(ごんしゅう)

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説明

北前船主が催した宴会等でうたわれた唄です。白山市美川地区には北前船の船方による祭りの祝い唄として「御酒」という民謡が伝承されてきました。キシュウ(起舟)行事や婚礼、家の新築時の建前などの祝賀の席でも盛んに唄われたといわれます。本吉湊での「帆柱起こし」や「立志式」、白山比咩神社の「御贄祭り」でも唄う慣習でした。「御酒」は声を細めて唄う「ほそり節」に似るので「ほそり」ともいいます。一説には、佐賀県北西部の馬渡島で唄われた「まだら節」が北上し伝わったものといわれます。唄の途中に誉め言葉が入るのも特徴といえます。昭和57年(1982)年、美川町無形民俗文化財に指定されました。

関連サイト

都道府県

  • 石川県

市町村

  • 白山市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 民謡

所在地

石川県白山市美川地区

指定

白山市指定無形民俗文化財(1982年)

 構成文化財 おかえり祭り

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説明

白山市美川南町にある藤塚神社の春季例大祭です。御旅所には北前船主が寄進した神輿が鎮座し、北前船で各地に運ばれた美川仏壇の技法を駆使して作られた台車が練り歩きます。祭りの形態は、初日は神輿が、神社から高浜の御旅所まで全町を渡御し、翌日の夜におかえり筋にあたる町内を通って翌朝の未明に神社へかえります。13基の台車とラッパを吹奏する青年団員が御輿の先導にあたります。台車は3輪の曳山で、美川仏壇の技術の粋を集めたものです。おかえり筋の町が毎年交替して御旅所から帰還の道中の所役にあたる慣行は、この祭り独特のものといえます。旧神輿は北前船主紺屋三郎兵衛が寄進しました。近世期に北前船の港町として繁栄した本吉町の伝統を伝えるとともに、民俗学的にも貴重な祭礼行事です。

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  • 石川県

市町村

  • 白山市

類型

  • 寄港地

種別

  • 構成文化財
  • 祭礼

所在地

白山市美川地区

指定

石川県指定無形民俗文化財(2001年)

関連情報

毎年5月の第3土日に開催